脳を 楽しく鍛える「脳トレ」が認知症予防 になるって本当?

旅・生き方

積極的に脳を使うと、認知症になりにくいといわれています。
脳のトレーニングについて、認知症予防の専門家であるブレインケアクリニックの今野裕之院長に伺いました。

筋肉を鍛えるように脳にもフィットネスが必要

 日常生活の中で、人や物の名前がすぐに思い出せない、同じことを何度も聞いてしまうなどの経験はないですか?認知機能は、知らず知らずのうちに衰えています。
認知症の中で最も多いアルツハイマー病は、発症の20年ほど前から原因物質が脳に溜まり始めるといわれています。仮に65 歳で発症すると45歳ぐらい。脳の機能が低下し始めるのも40代後半ごろからですので、早めにケアすることが大切です。ただし50代後半から予防を始めたとしても、発症前であれば改善の余地はありますし、取り戻せる可能性は十分にあります。
私が個人的に危惧しているのが、現代人の脳機能の低下です。今はIT技術の発達によって便利な情報機器が溢れています。それによって人は考えることをやめ、脳機能の低下を引き起こしています。ですから、フィットネスで筋肉を鍛えるのと同じように、ぜひ脳を鍛えてください。例えば家事の手順を考えたり暗算をしたり、どこかへ出掛けるときにスマートフォンに頼らず行ってみるなど、常に脳を使うことを意識したいものです。
日本では、運動と暗算やしりとりなどを組み合わせた脳のトレーニングが有名で、これによって軽度認知症(MCI)が改善した報告もあります。
日々同じようなことしかやっていないと、脳も筋肉と一緒で、使わない部分はどんどん衰えていってしまいます。ぜひ積極的に脳を使いましょう。

今野裕之さん■お話を伺ったのは
今野裕之(こんのひろゆき)先生
2001年日本大学医学部卒業。慶應義塾大学病院、日本大学医学部附属板橋病院勤務などを経て、 2016年よりブレインケアクリニック院長。「人間の脳は40代ごろから少しずつ機能が低下していきます。健康なうちから定期的なチェックを行い、予防のために行動することをお勧めします。」



 

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