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毎日の食事が楽しくなる 食べこぼしを防ぐ工夫

高齢になり、お口や手の機能が衰えてくると、目立ってくるのが食事中の「食べこぼし」です。
食べこぼしが多くて毎日の食事がストレス……という方は、ちょっとした工夫とお口の体操で食べこぼしを減らすことができます。
今月は、食べこぼしについてお伝えします。

「食べこぼし」によるストレス

 高齢になり、お口や手の機能が衰えてくると、食事の際の食べこぼしが目立つようになります。
 介護をする方からすれば「掃除や洗濯に手間が掛かる」ことになり、介護を受ける方からすれば「負担を掛けて申し訳ない」「上手に食べたいのにできなくて焦る」という気持ちになることが多いようです。食べこぼしが多いと、介護をする方も受ける方も、両者にストレスが掛かることになります。「食」は人生において、大きな楽しみのひとつです。できるだけストレスをなくして、楽しいひと時にしたいものですね。
 そこで今月は、「食べこぼし」についてお話をしたいと思います。
 食べこぼしは、ちょっとした工夫で防ぐことができます。
食べこぼしの原因
 ❶ 加齢による身体機能の低下
 ❷ 脳梗塞(のうこうそく)などによる麻痺(まひ)
 ❸ 食事時の姿勢の悪さ
 ❹ 食事の形態、食器の適合
 などがあげられます。

食べこぼしが起こるタイミング

 ❶ 器から口に運ぶ時
 ❷ 口に入れる時
 ❸ かんでいる時
 ❹ 飲み込む時
 が考えられます。
 食べこぼしの原因と対策を表にまとめましたので、ぜひ参考に工夫してみてください。

歯と口まわりの筋肉が大事

 唇は、適切な量の食べ物を口に取り込み、食べこぼしを防いでいます。そして、唇を閉じる役割を担う筋肉は、食べる動きと深く関わっています。
 このため、歯や入れ歯がなかったり、舌の力が弱まったりすると、唇の位置や形が変化して筋力の低下を招き、食べ物を上手に取り込めなかったり、口からこぼすようになります。
 食べこぼしを防ぐためには、歯がない場合は、まずは入れ歯などの治療を受けましょう。
 また、お口のまわりの筋肉を鍛えることも有効です。
 口腔周囲筋をアップさせる口腔体操を紹介しますので、こまめにトレーニングすることをお勧めします。

柏井(かしわい)かおり
医療法人社団高輪会 歯科医師
医療法人社団高輪会(いりょうほうじんしゃだんたかなわかい)
故深井眞樹(歯学博士)により昭和54年に日本歯科医療教育発祥の地、東京都港区は高輪に第一号の診療所を開院、昭和62年7月に医療法人社団高輪会設立。平成5年訪問部門を立ち上げ、日本で初めて組織的に歯科訪問診療を開始。訪問歯科診療のパイオニアとして、日々変化し続ける歯科医療現場において、最新の技術・知識を持てるよう教育に力を入れ、北海道から九州まで診療所を展開。理事長 相浦洲吉

 

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