PHOTOスケッチ 46

コラム

龍王峡( りゅうおうきょう) 
日光国立公園にある鬼怒川温泉から川治温泉までの約3㎞にわたる渓谷・龍王峡は、秋を迎えると彩り豊かな紅葉に、安山岩や緑色凝灰岩などの荒削りな巨岩の間を流れるエメラルドグリーンの川が映え、実に見事な景色だ。数多くの観光客が訪れる名所であることを実感する。
龍王峡は紫龍峡、青龍峡、白龍峡と大きく3つに分かれていて、約2200万年前に起こった海底火山の活動によって流出した火山岩や火山灰が、後に隆起し陸地となり、長い年月を掛けて鬼怒川の浸食によって形成された渓谷だ。
その名称の由来は「龍が暴れて通った跡のように見える」ことから付けられたといわれている。
山間部のため、交通手段は車のみと思われがちだが、意外にも野岩鉄道龍王峡駅があり、絶景までは歩いてすぐだ。名所を通るハイキングコースも幾つか用意されており、1〜3時間散策した先には温泉もある。渓谷美を楽しみながら、心身共にゆったりとした一日を過ごせる場所だ。

木村 弘好さん木村 弘好 きむらひろよし/フォトグラファー
1963(昭和38)年北海道帯広市生まれ。
(株)エーススタジオを経て(有)活写真事務所にて森山活氏に師事。
1994年〜木村写真事務所設立、フリーランスに。
デジタル写真から絵をおこす「photoEny」は、メニュー・パンフレット・会社案内などに使用されている。

 

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