健康・お金・生活

在宅介護 同居するなら、できるだけ早いうちに

老夫婦だけや独居世帯が増え、「核家族化」という言葉が死語になったかと思うほど当たり前になった時代。そんな時代に思わず応援したくなった若夫婦のお話です。

持病がありながら両親を介護

要介護認定を受けたご夫婦(80代後半)の面倒を、体を動かしづらい持病をお持ちのご長男が、仕事を辞めて一人で看ておられました。要介護状態とはいえ老夫婦はほぼ自力で日常生活ができ、デイサービスを利用しながら生活なさっています。持病をお持ちのご長男は、数年前に奥さまを亡くされ子どもたちも独立していたことから、一人で介護に家事にと頑張っておられたわけです。
 ところが最近、ご両親の介護負担が増えてきたことに加え、持病の悪化で無理がきかなくなってきました。このご長男には、結婚して生まれたばかりの子どもがいる次男が市内にアパート住まいをしており、時折様子を見に来ていました。以前からご長男はこの若夫婦に少しずつ将来的な話をなさっていたようで、近々アパート住まいをやめて同居することになったのです。

4世代同居に向けてリフォーム

 私は基本的に介護や子育てを考えると、可能ならば2世代、3世代の同居がいいと考えております。それもできるだけ早いうちがいいと思っています。同居してみたけれど、お互いに上手くいかなかった、という例をたくさん見てきました。生活上の問題が小さなうちに一緒に生活しておけば、その後に大きな問題が起こっても何とか乗り越えられるものです。しかし、大きな問題を抱えてからいきなり同居を始めた場合は、乗り越えることが困難になってしまうようです。
 今後ますます負担が大きくなっていくであろうおじいちゃん夫婦の介護に加え、持病次第では父親の介護も必要になってくるかもしれません。自分の子どもだけでも大変なのに、実家に戻り親や祖父母と一緒に住もうというその若夫婦の気持ちに感動しました。若夫婦にお会いしてみると、いかにも優しそうな、親思いのお2人でした。
 今回の同居に当たり、キッチンやトイレのリフォームを若夫婦のお金ですることになりました。
覚悟のほどがわかります。長いお付き合いをさせていただいている私の所で、リフォームをお願いしたいとのこと。当然、この優しい若夫婦には精一杯のサービスをさせていただきました。

斎藤豊男斎藤豊男(さいとうとよお)
HARS(ハーズ)にいがた株式会社
福祉用具専門相談員 福祉住環境コーディネーター

 

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