西良メソッド x テラヨガ 1日1アサナから始めるヨガ習慣

健康と美容

ヨガのポーズのことを「アサナ」と言います。腰や膝(ひざ)に不安がある方でも取り組みやすいイスを使った古典ヨガを紹介するコラム、第2回です。
無理のない動きを習慣にして、しなやかな身体を取り戻しましょう!

力まず自然体でコツコツと

 第1回のコラムでは、しなやかな身体を取り戻すための第一歩としてヨガでは、
●力んで身体を動かさないこと
●自然な呼吸をすること
から始めますとお伝えしました。
前回のアサナにチャレンジした方の中には身体を動かす際、思った以上に力んでしまうことに気付いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
日常生活もアサナも、力んでやると長続きしません。痛みが出てから行うのではなく、予防として毎日コツコツと続けることが大切です。身体だけでなく、呼吸も気持ちも表情も、穏やかに自然体で行いましょう。(佐々木)

全身の関節の柔軟性を高める

 整形外科的に見ると今回のアサナは、ゆっくりとした動作で全身の関節の動きをスムーズにする「モビリゼーション」獲得につながります。
脊椎(背骨)全体の側屈方向へのしなやかさが獲得され、さらに腰痛予防のカギとなる筋肉「ハムストリングス(※)」の柔軟性を高めることにもつながります。
腰痛克服の運動療法に、まずは全身の関節の柔軟性を高める「モビリティー・ファースト」、次に、動かしてはいけない関節を使わないようにする「スタビリティー・ネクスト」という言葉があります。今回のアサナでモビリティーを獲得し、しなやかな体づくりで腰痛を予防しましょう。(西良)

② 脇腹を伸ばしてスッキリ


イスの左側に離れて立ちます。右足裏をイスに乗せて膝(ひざ)を伸ばします。椅子に乗せた右足の真横のラインに左足があることを確認し、お尻の真下に踵(かかと)がくるように立ちます。

右手を右脚に添えます。左腕と背骨を真っすぐ上に伸ばし、胸を正面に向けながら、右斜め上方向へさらに伸ばします。上に伸ばした腕は耳の横にくるようにします。
脇腹の伸びを感じながら、腰が反らないようにお腹の力を抜いて、深い呼吸を20回ほど繰り返しましょう。反対側も同じように行います。
 


 

ご注意
※必ず安定感のあるイスを使用してください。
※体力や筋力が極端に弱っている方、身体に痛みがある方は無理に行わず、主治医の指示に従いましょう。

●ヨガ指導
佐々木沙皇(ささきさお)
ヨガ講師、NPO法人VYS  YOGIメンバー。
同団体が主催するテラヨガにて、都内複数の寺社で講師を担当。また、オンラインヨガ「朝チャレンジ」も担当。
企業やホテル、学校などでもヨガクラスを開催。

●監修
西良浩 一(さいりょうこういち)
徳島大学運動機能外科学教授、整形外科医。
腰痛に謎はないをモットーとする腰痛治療の第一人者。
国際低侵襲脊椎外科学会WCMISST2021年会長。
NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」などに出演。
 

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