木村重男先生の上手な老い方手帖

旅・生き方

人は生きてきたとおりに齢をとる。「いい年のとり方をしましたね」と言われるように。
良いも悪いも受け取めて、一日一日を大切に生きる、木村重男先生の珠玉のコラム。

㉓良い話し方のポイント

人間関係の基本は「話すこと」と「聞くこと」。そこで「話し方のポイント」をまとめてみます。
目的をハッキリさせる
なんのために話すのか。何を伝えなくてはならないのかをハッキリさせること。話し下手でも目的だ
けは明確にすること。
相手に好意を与えるように話す
同じ内容でも好意的でないと、相手が拒絶反応を起したり不愉快になったりします。言いまわしや言葉遣いに気を配り、こちらにも好意をもってもらえるように。
話す順序を工夫する
話の順序に道筋を立ててわかりやすく工夫すること。
相手次第で話し方を変える
同じ内容でも、上司と後輩と同輩への話し方、社内の人と得意先の人への話し方は当然、変えること。
自信をもって話す
自信をもって堂々と話すと、相手もその気になって聞いてくれる。おどおどしたり、自信なさげに話したりすると、信頼を得ず効果が半減する。
話題を豊富に持つ
話の導入になりやすい話題を豊富に用意しておく。日頃から材料の収集に努めること。
声量、速度、発声に注意して、はっきりと話す
声の大きさ、話すスピード、、正しい発音、アクセントなどに気を配ること。聞いている人の理解(反応)を確かめながら。
同じことをクドクド繰り返さずに話す
できるだけ簡潔に、要領よく。聞く側の立場になること。クドクドとした話し方は、相手にいい加減にしてくれといった反発心を持たせ、全体が台無しになる。

ところで私は、小学校に入る前からひどい「ドモリ」がありました。自分の名前さえスムースに言えず、ずいぶん恥をかき、情けない思いをしました。鏡を見ながら口の中に手を入れて、どこがどうなっているのかと舌を出したり引っ張ったり。ずいぶん悲しい思いもしたものです。それこそ「劣等感のかたまり」と言ってもいいほどでした。成長して思春期になると、その思いは一段と強くなり、ドモリの矯正所を探し歩きましたが、一向に良くなりませんでした。
そのうちに思いがけない転機が訪れます。必死に自己改革をする努力をしている折に、尊敬する恩師の一言で、私の人生が一変したのです。それは「ドモリが何だ!もっと堂々とドモったらどうだ」と言われたことです。それまでは周囲のことばかりを気にして、自信をなくしていた自分に気付かされたのです。
それからは、たとえドモっても「これが本当の自分なんだ」と自分に言い聞かせました。なんと気楽になったことでしょうか。人生は自分が思うままに変えられることがよくわかりました。
 

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