芝田千絵のアートライフ vol.24

コラム

 世界三大美女といえば日本では、古代エジプトの女王「クレオパトラ」、中国唐の時代の皇妃「楊貴妃」、平安時代の歌人「小野小町」が知られています。今回は絵画の中から美女や女神を探してみましょう。
レオナルド・ダ・ヴィンチの代表作「モナ・リザ」は、ルネサンス期の女性の肖像画で、世界で最も知られている絵画のひとつです。ドラクロワ「民衆を導く自由の女神」は、フランスの七月革命を題材とした作品で中心にはフランス国旗を力強く掲げた女性が描かれています。
ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」は、ギリシャ神話の愛と美の女神アフロディテの誕生を描いた作品です。古代エジプトの愛と美の女神ハトホルは、牝牛の姿で表され、 ギリシャ人によりアフロディテと同一視されました。日本の美人画といえば、菱川師宣の「見返り美人図」。赤い着物の女性がふと振り返る姿を描いた作品。しなやかな佇まいで曲線美を表現しています。
国や時代、文化が異なり言語が通じなくても、絵画の中の美しい女性たちには魅了されます。美を感じる心は世界共通なのかもしれません。

芝田千絵さん 芝田 千絵 画家/グラフィックデザイナー
1985年東京生まれ。
2010年東京藝術大学を卒業し、12年同大学大学院修士課程を修了。
直線や曲線、幾何学模様と動物や熱帯魚などの組み合わせから非日常の世界を表現。アクリルガッシュで描き、風合いのある表現が特徴である。
HP: chieshibata.com

 

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