春を感じる至福の時間「ふきのとう」と 「 サクラマス」

コラム

 雪が解けて暖かくなってきたこの頃は、散歩するのにも良い季節になってまいりました。川の土手や公園の隅、田んぼのあぜ道などに、待ってました!とばかりに、ひょっこりと顔を出している黄緑色の「ふきのとう」を見つけますと、自然に顔がほころび足をとめてしまいます。ひとつ見つけることができますと、こちらにもあちらにも。まん丸の顔を出して私を出迎えてくれているように思えてなりません。
ふきのとうにはカリウムやビタミン、食物繊維など、たくさんの栄養素が含まれています。そして、その中のひとつである「フキノール酸」は、苦みのもとであるポリフェノールで、近年は花粉症を予防する成分として注目されているようです。
春のお膳には付きものの「ふきのとう」の天ぷら。生のまま小麦粉をまぶし、生地に絡めてさっと揚げます。独特のすがすがしい香りとほんのりとした苦み。年を重ねるごとに、この春の食べ物が増々愛おしくなってまいりました。
そして、桜が咲く頃に姿を見せることや身肉の色が桜色であることなどから、こう呼ばれるようになったという「サクラマス」。
「サクラマス」はサケの仲間なのですが、その習性は少し異なっています。サクラマスの卵は川底で冬を越し、翌春に孵化(うか)した稚魚は1年か2年ほど河川の上流で生活した後、そのまま河川に残って一生を終えるもの(河川型)と、海へ下るもの(降海型)とに分かれます。前者がヤマメ、後者がサクラマスとそれぞれ呼ばれています。
「ふきのとう」の天ぷらに「サクラマス」のバター焼き。春を感じる至福の時間。今夜を楽しみに仕事に行ってまいります。

和田敏人(わだとしひと)
株式会社 アイ・フーズ
管理部 部長

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