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玩具市場8000億円 超少子化&コロナ禍も好調

日本玩具協会の調べによると、2020年度の国内における玩具市場規模は8268億円で、コロナ禍にもかかわらず前年度を上回りました。少子化が続くなかでも市場規模が8000億円を超えたのは7年連続。市場規模が拡大している要因としては、大人から子どもまで年齢も性別も問わずターゲットを広げたことと、消費者のニーズに応える商品開発が功を奏しているようです。
コロナ禍のイエナカ需要でとくに人気だったのが、家族で楽しめるボードゲームやパズルゲームで、公園で遊べるスポーツトイも好調だったそうです。また、ロングセラーブランドの最新商品も続々と登場して注目されています。
今月は、ゴールデンライフ世代にとって懐かしい玩具とその進化、いまどきのハイテク玩具や知育玩具などのトレンドも紹介します。春のお祝いシーズンの贈り物とし参考にしてみては?

「懐かしい」から「新しい」まで

お子さんやお孫さんに贈って喜ばれる玩具はもちろん、家族で遊べて大人も楽しめる玩具を5点ご紹介。

高精度な最先端ベーゴマ

あなたにとって子どものころの懐かしい玩具と言えば何ですか?1カ月で約80万本売れたという「フラフープ」や、発売から半年で約240万個を売り上げたという「ダッコちゃん」は、一大ブームを巻き起こしました。大学初任給が1万2000円ほどだった昭和30年代初期に、1750円と高額ながら、月に2000台も売れたといわれる「野球盤」。そしてベーゴマやけん玉、ヨーヨーといった歴史のある玩具に夢中になった読者も多いでしょう。とくにベーゴマの発祥は平安時代にまでさかのぼり、バイ貝に砂などを詰めてひもで回転させる「バイゴマ」が、いつしか「ベーゴマ」と呼ばれるようになったとか。いまは埼玉県川口市の鋳物工場でのみ、かつてのベーゴマが製造されています。

2017年に茨城県土浦市にある会社が発売したのが、重さや大きさが違う金属パーツを好きなように組み合わせて作る、未来型のベーゴマ「メカベー」です。医療機器メーカーの技術者として経験を積んだ同社社長が、日本の最先端の加工技術を生かしたハイスペックなベーゴマを世界に広めたいと開発。高精度なコマは、最大で10分間も回り続けることができるとか。子どもだけでなく大人も夢中になるそうで、60代の男性から「孫へのプレゼントとして、また自身の健康にも良い」といった喜びの声が届いたと言います。

MECHABEY(メカベー)
組み立て式の金属製メカニカルベーゴマ
価格 2,035円~ 
販売元 スピニングトップ
【問】029-869-8535

リカちゃん人形の新商品

多くの読者にとって懐かしい「リカちゃん人形」は、今年で発売55周年。時代に合わせて変化し、愛され続けてきたリカちゃんが、いま子どもから大人まで人気のキャラクター「すみっコぐらし」とコラボ。「リカちゃん すみっコぐらしカフェへようこそ!」が、2月下旬に発売予定です。
近年は大人も楽しめる「リカちゃん」として流行を取り入れたり、人気キャラクターとのコラボ展開にも力を入れたりしているそうです。

© TOMY
©2022 San-X Co., Ltd. All Rights Reserved.

リカちゃん
すみっコぐらしカフェへようこそ!

人気の「すみっコぐらし」とコラボ。可愛いキャラクターの紙小物がいっぱい♪
メーカー希望小売価格 6,930円 
販売元 タカラトミー

対戦型ルービックキューブ

日本での発売開始から、シリーズ累計出荷数が1440万個を超える「ルービックキューブ」。世界中で人気を博し、競技大会が国内外で開かれるなど、いまなお愛され続けています。大人になってから脳トレを目的にチャレンジした人も多いのでは?実際、ルービックキューブを行うことで前頭前野が活性化することがわかっているそうです。発売から40周年となった2020年には、2~4人で遊べる「ルービック ケージ」を発売。コロナ禍による「巣ごもり需要」も重なり、1980年の一大ブームに続く歴代3番目の売れ行きとなったそうです。

ルービック ケージ
6色のキューブパーツを回転するケージ本体に入れ、同じ色が3つ揃った人が勝ち!
メーカー希望小売価格2,750円 
販売元 メガハウス

RUBIK’S TM &
© 2022 Spin Master Toys UK Limited,
used under license. All rights reserve

世相反映の「人生ゲーム」

アメリカのボードゲームが日本で独自の進化を遂げ、シリーズ67代目となる「大逆転人生ゲーム」が昨年の夏に登場。従来のルーレットの横に「歯車(ギア)」が付き、その内容次第で大逆転が可能なゲーム性となっています。「一気に逆転」という、現代社会の移ろいの早さを表現し、「リモートワーク」「サブスク」「置き配」といった、いまどきのワードがふんだんに取り入れられているのも特徴です。「リモート会議で下だけパジャマなのがバレた。8000ドル払う」「ふるさと納税の返礼品が絶品。1万ドルもらう」など、マス目のワードを読むだけでクスリと笑ってしまう面白さです。

大逆転人生ゲーム
中央の「大逆転ギア」が回転することで、マス目の内容が変化。「副業カード」などの新仕様も搭載
メーカー希望小売価格4,400円 
発売元 タカラトミー

©1968, 2021 Hasbro. All Rights Reserved.
© TOMY

スマートな「たまごっち」

1996年(平成8年)に発売された「たまごっち」は、翌年には社会現象になるほどの大ブームを巻き起こしました。子どものために行列に並んだという方もいることでしょう。発売から四半世紀を迎えた昨年11月に、最新機種「Tamagotchi Smart(たまごっちスマート)」が発売されました。スマートウォッチのように身につけて持ち歩くことができる仕様。マイク機能とタッチ液晶を搭載し、話しかけたり、頭をなでたりすることができ、直接触れる感覚でコミュニケーションをとることが可能になりました。お世話をすればするほどたまごっちがペットのようになついてくれます。

Tamagotchi Smart(たまごっちスマート)
タッチとマイクでたまごっちと触れ合える新しいお世話や遊びがいっぱい♪
メーカー希望小売価格 各6,380円 
発売元 バンダイ

©BANDAI

最近のトレンド玩具は?

バンダイの広報担当者さんによると、プログラミング学習ができる玩具が増えているそうです。同社でもプログラミングメニューを搭載したパソコン玩具「ドラえもんラーニングパソコン」や、アナログでプログラミング的思考を育める「ころがスイッチドラえもん」などを発売し、人気を得ているそうです。

 

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