木村重男先生の上手な老い方手帖

旅・生き方

人は生きてきたとおりに齢(とし)をとる。「いい年のとり方をしましたね」と言われるように。
良いも悪いも受け取めて、一日一日を大切に生きる、木村重男先生の珠玉のコラム。

⑳耳の痛い話

ひところ、演歌「人生いろいろ」が各地で流行しました。「男もいろいろ、女もいろいろ」という歌詞の中に、人生の妙を実に見事に表現しており、歌いやすく楽しくファンが多い曲です。
確かに人の性格は十人十色であり、タイプも百人百様で、この世の中に二人と同じ人間はいないのです。
ましてや一歩外に出たり、いろいろな会合や集会に参加したりすると、必ずしも自分の好きなタイプの人とだけ付き合えるとは限りません。
そこに人間関係のむずかしさがあるわけですが、一般的に人から嫌われるのはどんなタイプの人か考えてみましょう。

① 意地の悪い人
② 出しゃばりの人
③ 身勝手にふるまう人
④ ぐちをこぼす人
⑤ 強情っぱりの人
⑥ なまけて何もしない人
⑦ ぐずぐずする人
⑧ おしゃべりばかりする人
⑨ すぐ腹を立てる人
⑩ すぐひねくれる人
⑪ 気がきかない人
⑫ 人の話を一向に聞かない人
⑬ 人の話のコシを折る人
⑭ 自分だけ調子に乗る人
⑮ 人の好き嫌いのはげしい人
⑯ 金銭にルーズな人
⑰ 責任感が乏しい人
⑱ 暗い性格の人
⑲ 自慢ばかりする人
⑳ 陰気でトラブルを起こす人

――ほかにもいろいろとあるでしょうが、自分に該当する項目はありませんでしたか?チェックしてみるのも良い勉強になります。
また、違う立場から客観視してみたり、人から欠点を指摘してもらったりするのも良いでしょう。
だれでも自分の欠点をはっきりと指摘されるのは嫌なものです。それは「自分は間違っていない」といううぬぼれや、「自分だけを悪者にする」といった被害者意識があるからです。
経営者の中には「耳の痛い話の中に、企業発展の本当のヒントがある」という人もいます。私たちも、耳の痛い話でも素直(すなお)な気持ちで謙虚(けんきょ)に聞いて、自己の向上に役立てたいものです。

木村重男(きむらしげお)
88歳。一般社団法人倫理研究所 参与。
文部科学大臣から社会教育功労賞を受賞。著書に『夫婦の玉手箱』『豊かな人生を拓く玉手箱』など多数。

 

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