杖・車いす旅の伝道師 猪狩ともかの車いすJourney(ジャーニー)

旅・生き方

観光地・史跡編

世界遺産や人気観光地など日本国内中に〝見たい〟〝聴きたい〟〝触れてみたい〟が溢れています。
その旅をすべての人が実現できるよう、自治体や観光協会でユニバーサルツーリズムの取り組みが行われています。
そこでこれまで訪れた感動の観光地、史跡を一挙にご紹介します。

旅のはじめの一歩は情報収集と問い合わせ

 国土交通省は、すべての人が楽しめるよう創られた旅行であり、高齢や障がい等の有無にかかわらず、気兼ねなく参加できる旅行=ユニバーサルツーリズムを普及・促進しています。誰もが旅を楽しめるためのバリアフリーでは、一人ひとりの旅行の目的に合ったきめ細やかなサービスの提供が求められます。現在、各自治体や観光協会などは、積極的に観光バリアフリーに取り組んでいます。館内の動線や通路の傾斜、多目的トイレの有無などのハード面だけでなく、ソフト面におけるバリアフリーについても取り組みを始めています。利用者にとって大切なのは事前の情報収集です。左記の内容を確認しておくと便利です。
●駐車場から出入口までの段差の有無
● 通路上の梁や柱など危険個所の有無と注意喚起
●スロープの車いすの通行可否
●エレべーターの有無
●多機能トイレの有無
●施設、 展示場などの案内
まずは問い合わせてみることが、はじめの一歩です。

※ソーシャルディスタンスを意識し、取材時はマスクを着け、撮影時のみ外しました。

水戸(茨城県) 水戸城三の丸  水戸藩校   弘道館

茨城県水戸市三の丸1-6-29
029-231-4725
https://www.ibarakiguide.jp/kodokan.html

日本最大級の藩校で梅を愛で歴史を学ぶ

梅林に囲まれた弘道館は、斉昭公が学問と武芸を学ぶ場として開設した、日本最大級の藩校です。藩士やその子弟が儒学や天文、和歌に剣術など多様な科目を学びました。藩主が臨席して文武の試験を行った正庁正席の間や、15代将軍徳川慶喜公が幼い頃に学び、大政奉還後に恭順謹慎生活をおくった至善堂など、歴史的見どころもいっぱい!です。藩主の部屋の畳縁には、金糸を使った葵紋が記されていたり、ハート型の伝統的な猪目という模様で魔除けや火災除けの意味がある建築装飾金具など、随所に匠職人の技が散りばめられています

バリアフリーPoint

●駐車場から車いす専用入口を利用し敷地内へ

● 入口で専用車いすに乗り換えれば、歴史的建築物の内観が可能

●事前の予約でスタッフが対応

成田(千葉県)成田山 新勝寺

千葉県成田市成田1
0476-22-2111
https://www.naritasan.or.jp/

重要文化財を観るも良し、ご利益を願うも良しの寺

関東三大不動のひとつ=成田山新勝寺は、弘法大師作と伝わる不動明王を本尊とする1000年以上もの歴史あるお寺です。出世開運、家内安全、商売繁昌、縁結びに開運成就など幅広い御利益で知られます。境内には国の重要文化財である三重塔や仁王門など、建築的にも見どころ満載!

バリアフリーPoint

 
● 大本堂内へも係員の方の手助けで、スロープをセットしゴザを敷いて、車いすのまま堂内に入ることができる。車いすの貸出もあり。

十日町(新潟県)清津峡

新潟県十日町市小出癸2119-2
025-763-4800
https://nakasato-kiyotsu.com

人気インスタ映えスポットで自然パワーを充電

日本三大峡谷の一つ清津峡。川を挟んで切り立つ巨大な岩壁は、国の名勝・天然記念物にも指定。岩肌と清津川の急流が織り成す景観は圧巻の一言!です。また清津峡渓谷トンネルは、インスタ映えスポットとして人気で、水鏡に映り込んだ峡谷が幻想的なパノラマステーションは、雄大で壮厳な峡谷美を安全に堪能することができます。

バリアフリー Point

 
 
● 潜水艦をイメージした入口を進んだ先の受付では、車いすの貸出もあり。

富岡(群馬県)富岡製糸場

群馬県富岡市富岡1番地1
0274-67-0075
http://www.tomioka-silk.jp

働く女性の先駆けの歴史を学び明治の建築物に浸る

世界遺産で国宝の近代化遺産の富岡製糸場。明治5年、日本の近代化への礎として明治政府が総力を結集して建設しました。赤煉瓦の繰糸所、東西の置繭所など、明治の建造物は必見です。
繭から生糸を取る繰糸所では、全国から集まった伝習工女たちが働き、女性の社会進出の先駆けをいく工場でもありました。

バリアフリー Point

 
 
● 車いす専用駐車場を要し、敷地内はスロープを使いスムーズに回ることができる

佐倉(千葉県)佐倉武家屋敷

千葉県佐倉市宮小路町57番地
043-486-2947
http://www.city.sakura.lg.jp/0000000617.html

江戸時代の武士の生活が垣間見れます

佐倉城の周辺は武士の居住区となっていたエリアで、旧河原家住宅、旧但馬家住宅、旧武居家住宅が公開されています。3棟とも江戸時代後期、佐倉藩士が暮らしていたもので、屋敷の内部の様子や迫力満点の兜や甲冑、調度品などから佐倉の武士の装束や生活様式を垣間見ることができます。

バリアフリー Point

 
 
● 門扉部分はフルフラットに開閉可能なので、車いすでの通行ができ、そのまま庭へ。

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