無病息災を願う どんど焼き団子

コラム

  日本の多くの地域で小正月の時期に行われている「どんど焼き」という火祭りがあります。その呼び名は、「どんどやき」「どんどんやき」「道祖神(どうそしん)祭り」「左義長(さぎちょう)」「お焚き上げ」など、同じ火祭りでも地域によってさまざまです。
子どもたちが藁(わら)を集め、心木を中心に立て、藁を結びつけた木や竹を円錐形(えんすいけい)になるように立て掛けて、これを縄で縛(しば)ります。
この火祭りでは、新しい年に歳神様(としがみさま)をお迎えするために飾っておいた松飾りや注連縄(しめなわ)、前年のお札や書初めなどを隙間に差し込みます。でき上がったものを福島・新潟・富山では「歳の神(さいのかみ)」とよびます。そして、七歳と四十二歳の年男が火を入れて、いよいよ火祭りが始まります。
火は穢(けがれ)を浄め新しい命を生み出します。もくもくと立ち上がる煙に乗って歳神様は天に戻っていかれます。
集まった多くの人々が神の火にあたり、神の煙に巻かれます。そして、真っ赤な炎に団子刺しをかざし、あるいは餅やするめを炙(あぶ)っていただくことで、一年間無病息災、家内安全、五穀豊穣、商売繁盛、大漁を祈願するのです。
毎年火を焚き始めて少しすると、香ばしい良い匂いが風にのって漂ってきます。
昨年の新潟は大変な大雪でした。今年も雪が多い見込みのようです。刈穂の済んだ田んぼの真っ白な雪原に組み上げられた「歳の神」。今年は、皆さまの無病息災、家内安全、五穀豊穣、商売繁盛を祈念して、どんど焼き団子をかざしてまいります。

和田敏人(わだとしひと)
株式会社 アイ・フーズ
管理部 部長

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