輝く人135 勝俣州和さん

インタビュー

大きな感動はなくても、小っちゃい感動を集めて花束を作るのも素敵
バラエティー番組に欠かせない顔=勝俣州和さん。あらゆる分野に精通し、広く深い知識を余すことなく、心地良い笑いとともに提供してくれます。大家族だった幼年時代からの軌跡や、これからの生き方など楽しいトークが炸裂でした!

7人兄弟の長男賑やか11人家族の生活

まずは幼少期のお話から。

 7人兄弟の長男で、じいちゃんとばあちゃん、両親の11 人で生活していました。それが当たり前だったので、「大家族」の意識はありませんでしたね。お袋が毎年出産しては赤ちゃんを連れて戻ってくる、ということが6回続いたという感じです。お袋の負担を減らすために、自然と各自できることを手伝い、助け合って生活していました。お袋がミルク、ばあちゃんの食事の支度は妹たちが、弟が配膳と買い物もして、布団を敷くのは全員!といった具合です。小学校になったときに衝撃を受けたのが、「一人っ子の存在」でした。一人っ子は家で何をしているんだろう?と思ってました(笑)

学校はどうでしたか?

 お楽しみ会などで張り切るタイプで、小学校では班長、中学1年から高校3年までは学級委員長をやってました。でも委員会には行かなくて。子どもながらに効率が悪い動きが嫌いだったんです。だから先生に「僕は出席しませんが、意見はこれです」と伝え、会議後に内容を聞き、「これが決まったことです」と発表していました。バスケットの部活もあれば、家にもやる仕事がいっぱいありましたから。

そのころの将来の夢は?

 プロレスラーになりたかったですね。当時、アントニオ猪木さんが大人気ですから。友達の姉ちゃんが女子プロレスラーになり「御殿場市からでもプロレスラーになれるんだ。俺たちもなれる!」と牛乳をばかばか飲んで体を鍛えて柔道部と戦っていました。高校はフォークソング部に入部し、長渕剛になろうと思ってました(笑)。ギターを買ってもらい練習をするんですが、Fが押せないんですよ、指が短くて……それで諦めました。学校の先生になる夢もあったので、そこからは勉強をして大学に進みました。

芸能界デビューの道は、どのように開けたのでしょうか?

 大学でサークルの立ち上げや、イベントの企画、運営などをやってコミュニケーション能力には自信がありました。でも成績優秀者じゃないと先生になれないと3年のときに言われ、次の日に大学を辞めました。親父からの仕送りを断り「東京で何か見つけて帰ります」と電話。アルバイト生活をしながら一世風靡に入れてもらい、路上パフォーマンスをしていました。楽しかったですね。

人生の最後が青春時代最高じゃないですか?

萩本欽一さんの番組での活躍が印象深いのですが?

 芸能界を目指していたわけではなかったんですよ。だから欽ちゃんの番組のオーディションに行けと言われても、気負うことなく出掛けました。そしたら受かって。いまに至るという感じです(笑)。

萩本さんは、お稽古が厳しい方と聞きますが。

 朝から夜遅くまで稽古でしたが、学ぶことが多くて辛いとは思いませんでした。お弁当は出てくるし、デビューしてからはギャラもいただける。良いことだらけで、さらにとんねるずさん、タモリさん、(笑福亭)鶴瓶さん、(明石家)さんまさん、(和田)アッコさんとご一緒させていただき、ずっと最高の学校で学ばせてもらっています。子どものころから大好きだったテレビの世界に自分がいることに、本当に幸せを感じています!

いつも元気はつらつ!の勝俣さんですが、健康法は?

 バランスの良い食事とマラソンかもしれません。ありがたいことに、妻手作りの美味しい食事をとらせてもらってるので、サプリメントなどにはあまり頼りませんね。お袋も丁寧に料理し、美味しいものを食べさせてくれてました。マラソンは以前、欽ちゃんが24時間マラソンに挑戦したときに一緒に走らせていただいてから続けています。

読者へのメッセージをお願いします

 老化って衰えていくばかりではなくて。「老花」って、老いる花とも書けるでしょ。だから、若いときには開くことのできなかった花を咲かせられるのが、老年期だと思います。何歳になっても自分の可能性を信じて、初体験に心躍らせる。そんなに大きな感動はないかもしれないけれど、小っちゃ
い感動を集めて、花束を作るのも素敵だと思います。歩くコースを変えてみる、日記をつけてみる、若者に人気のお店に並んで食べたことのない味に触れてみる……とか。少しでも生活に変化をつけることで、体が老いるのはしょうがないけれど、心は青春のままでいいんじゃないかと。青春時代を人生の最後に持ってこれたら、最高ですよね!

勝俣州和(かつまたくにかず)
1965年3月生まれ。静岡県御殿場市出身。劇男一世風靡を経て、1988年萩本欽一さん率いる欽ちゃんファミリーの一員、またアイドルグループ「CHA-CHA」のメンバーとしてデビュー、人気を博す。グループ卒業後はタレントとしてバラエティー番組を中心に活動。現在もバラエティー番組へのレギュラー出演やイベント、映画、単独ライブ出演など多方面で幅広く活躍中。
『全力疾走するバカになれ』(小学館)11月30日発売
★人気上昇中のYouTube公式番組『勝俣かっちゃんねる』はコチラ

 

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