木村重男先生の上手な老い方手帖「マスター・キー となる信念を持つ」

旅・生き方

人は生きてきたとおりに齢をとる。「いい年のとり方をしましたね」と言われるように。
良いも悪いも受け取めて、一日一日を大切に生きる、木村重男先生の珠玉のコラム。

⑰マスター・キーとなる信念を持つ

 優良企業には、必ず創業経営者の信念、願い、希望、夢、志を短い言葉に結晶させた経営理念や社是・社訓があり、それを確実に実行しているのが特色です。
アメリカの哲学者、心理学者でもあったW・ジェームスは、「人間はそうなりたいと思うものになれる性質をもっている」と名言しています。
「信念」とか「信条」は困難の扉を開ける万能のマスター・キーだけに、自分流の信念や信条をもちたいものです。
私も30年間、千点ほど「好きな言葉」を書きためてきました。

 その一例を紹介しましょう。
●人生は寿命の長さだけではない、ひたすら誠実に生きた深さと濃さである
――「いい人生だった」と自分に誇れる一生でありたい。
●苦しいことからすぐ逃げるな!人生はつねに自分との戦いである
――自分の欲望に負けるな、甘ったれるな!先は長いぞ。
●人は苦しくなると、良かった時のことを忘れ、良くなると苦しかった時のことを忘れる
――自分だけが苦労したなどと卑屈(ひくつ)になるな!自分より苦労した人が大勢いることを知れ。
●幸せだから感謝するんじゃない、感謝しているからこそ幸せなんだ
――親子・夫婦お互いに感謝し合ってより幸せな人生をおくろう!
●人は言葉で死に言葉で生きる
――うれしいのはやさしい言葉、ほめ言葉、感謝の言葉である!
●すねない、甘えない、人の悪口を言わない
――そして、ぐちや泣きごとをなくせば、みんなから喜ばれ、好かれる人になる!
●逃げるから苦しい、のがれようともだえるから、悩むのである
――苦しいことが多いのは、自分に甘えがあるからではないか……と反省してみると、必ず思い当たることがあるものだ!
●人とくらべて嘆く必要はない
――人生はやっただけの結果は必ず出るものだ。やってやってやり抜く勇気と努力と実行があれば、必ず道は開ける。

木村重男(きむらしげお)
一般社団法人倫理研究所 参与。
文部科学大臣から社会教育功労賞を受賞。著書に『夫婦の玉手箱』『豊かな人生を拓く玉手箱』など多数。

 

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