名医・西良メソッドで腰の痛みを解決!12ヶ月チャレンジ

健康と美容

「腰」は体の要かなめ。腰の調子は、大丈夫ですか?
柔軟性、筋力、バランス力を強化する、「ピラティス」をもとにした体操を毎月ご紹介します。無理のない範囲で毎日続けて、腰痛になりにくい体づくりを目指しましょう。

足腰を鍛えてロコモ予防

 皆さんは「ロコモティブシンドローム」(以下、ロコモ)をご存じでしょうか。
ロコモとは、骨や関節、筋肉などの「運動器」の衰えが原因で、立ったり歩いたりの移動機能が低下した状態のことをいいます。
要支援や要介護になる原因が、転倒や骨折、関節の病気などの「運動器の故障」であることはあまり知られていません。下半身の筋力が低下することで、バランス感覚の低下や、転倒のリスクが高まってしまうのです。
足腰の衰えというと高齢者の問題だと思われがちですが、実は、ロコモは40代から始まるとされています。
今月は、腰痛予防に加え、ロコモを改善するロコモトレーニングのひとつ「いすスクワット」を紹介します。
このエクササイズでは、おもに太ももの前面にある「大腿四頭筋(だいたいしとうきん)」や、お尻にある「大臀筋(だいでんきん」、お尻の付け根から太ももの裏側にある筋群「ハムストリング」を鍛えることができます。
さらに、このエクササイズの効果を高めるには、7月号で紹介した「背骨のS字カーブ」を保ったまま行うと、足だけでなく体幹も鍛えられるので、足腰を鍛える一石二鳥の体操となります。
正しく行うためには鏡などを使って、姿勢を確認しながら行うことをおすすめします。

【正しいスクワット】
❶背骨のS字カーブが保てている。
❷腰が丸まらず、 股関節から曲がっている。
❸ひざが足部よりも 前に出ていない。
❹ひざ(お皿の中心)と 足のつま先(足の人差し指)の方向がまっすぐなライン上にある。

●監修
西良浩一(さいりょうこういち)先生
徳島大学運動機能外科学教授。整形外科医。
腰痛に謎はないをモットーとする腰痛治療の第一人者。
国際低侵襲脊椎外科学会WCMISST2021年会長。
NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」にも出演。
●体操
黒瀬安菜(くろせあんな)先生
整形外科 スポーツ・栄養クリニック代官山理学療法士。
MotorControl;ビヨンドピラティス®︎インストラクター。
高齢者のリハビリを長年経験し、ピラティスを通じた健康維持や予防を広める。

ピラティス器具を使用し、充実した一対一の個別リハビリテーションを実施。
整形外科として専門性の高い医療を提供。
●取材協力
広域医療法人明和会 整形外科
スポーツ・栄養クリニック代官山
【住所】東京都渋谷区恵比寿西2-21-4 代官山パークスビル3F
【TEL】03-6416-1674


※椅子の背もたれに体重をかけるとバランスを崩して危険です。椅子の代わりに壁に手をついて行っても構いません。椅子を使う場合は安定感のあるものを使用しましょう。
※1日のなかで起床時や就寝前など好きな時間に行いましょう。
※間違ったやり方は腰や膝を痛める原因になります。
※体力や筋力が極端に弱っている方は無理に行わず、主治医の指示に従いましょう。

 

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