未経験からキャリアアップまで介護に関する資格を目的別に紹介

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介護現場の重要な資格

介護業界には数多くの施設形態や職種が存在しています。職種によって仕事の内容が異なり、必要な資格も変わります。業務を行うために必要な資格、現場業務に役立つ資格、給料アップに繋がる資格など、多種多様です。
今回は数多くある資格の中から、目的に合った資格内容、取得方法などをお伝えしたいと思います。

●めざしたい唯一の国家資格

「介護の資格」と聞いて大半の人が思い浮かべるのが、「介護福祉士」ではないでしょうか?介護を行う専門職のなかでは唯一の国家資格となります。介護福祉士の資格を持つ人は、介護サービスを利用する方の身体的・精神的ケアをはじめ、介護スタッフへの教育や指導、リーダーとしての役割を担う人材です。取得方法としては、養成施設や専門学校のほか、実務経験を積むなどして国家試験に合格しなければなりません。

●キャリアアップに向けた資格

 介護福祉士に向けたキャリアアップとしては、介護の初歩となる「介護職員初任者研修」と、介護福祉士を目指す方は必ず必要になる「介護職員実務者研修」があります。どちらの研修も学歴や資格など研修受講に必要な条件はありません。

●さらなる上をめざす資格

介護福祉士の最上位資格が「認定介護福祉士」と、実務経験とさらなる専門知識が要求される「ケアマネジャー」です。どちらも介護福祉士を取得してから5年以上の実務経験が必要となります。

●未経験でも挑戦できる資格

介護の資格には、現場での業務に役立つ資格が多く存在します。介護サービスを利用する方に合った福祉用具を選定する「福祉用具専門相談員」は、実務未経験でも50時間の受講と筆記試験で取得できます。
バリアフリー住宅のコーディネートを行う「福祉住環境コーディネーター」は民間の検定資格で、実務未経験でも試験に合格すれば取得できます。

●専門知識を深める資格

 「ガイドヘルパー(移動介護従業者)」や「重度訪問介護従業者」は、それぞれの専門的知識を深めていく内容となっています。各自治体等で実施している養成研修を修了すると取得できます。「認知症ケア専門士」は民間の資格です。「認知症介護基礎研修」は、無資格で働いている介護職員に対して2024年から受講を義務付けるなど、認知症に対する資格、専門知識の需要が高まっています。

●得意を伸ばす資格

 「好きこそものの上手なれ」というように、自分の得意分野で資格を取得していく方法もあります。介護サービスご利用者にもっと喜んでもらいたいと思う方は「レクリエーション介護士」、介護食について学んで、おいしく食べてもらいたいと思う方は「介護食士」、女性のご利用者に喜びを感じて欲しいと思う方は「福祉ネイリスト」など、さまざまな資格があります。ただし、これらの資格は民間資格となり、取得しても待遇面でのアップは期待できませんので注意が必要です。

施設は「多職種」「多資格」

入居や入所を対象としている施設には、多くの職種(多職種)と資格所持者(多資格)が在籍しています。
特定施設入居者生活介護(特定施設)を例にとりますと、今回ご紹介した資格以外にも、社会福祉士、看護師(准看護師)、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、柔道整体師、栄養士、調理師などさまざまな経験と知識を持った人が数多く在籍しています。
当施設でも未経験からキャリアアップするメンバーや、新たな資格取得に挑戦する職員、知識をさらに深める職員などそれぞれが挑戦しています。資格取得が1つのきっかけとなり、職員のさらなる成長と、ご利用者の満足度向上に繋がってほしいと思います。

松森伸之(まつもりのぶゆき)
㈱東日本福祉経営サービス ル・レーヴ狭山 施設長
【所有資格】
◎介護支援専門員 ◎介護福祉士 ◎認知症介護実践者研修
◎認知症対応型サービス 事業管理者研修
◎小規模多機能型サービス等 計画作成担当者研修

 

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