輝く人131 黒谷友香さん

インタビュー

自然を肌で感じると、心身がリフレッシュするので、思いきり仕事に集中できます
デビューから25年を過ぎてなお、ドラマや映画、CMで大活躍の女優・黒谷友香さん。馬や自然が大好きだという黒谷さんのプライベートに注目しつつ、最新の主演映画『祈り ―幻に長崎を想う刻―』の見どころについても伺いました。

馬と触れ合うことが私の元気の源

芸能界入りのきっかけは?

 私、小さいころは好きなものや夢中になれるものがありませんでした。芸能界やスポーツにもまったく興味はなかったんです。そんな私が、初めて関心をよせたのがファッションモデルでした。高校生のとき、ある雑誌を読んでいて、ふと「モデルって面白そうだな、楽しそうだな」って思ったんです。「モデルになる」という夢ができた私は、さっそく『mc Sister』という雑誌のオーディションを受けました。そこで運よく合格をいただき、高校在学中に専属モデルの仕事をスタートさせたのが始まりです。その後、将来を考えて短大に進みましたが、1年生のときに映画のヒロイン役をやったのをきっかけにモデルを辞め、女優の道に進むことを決めました。デビュー作となった当時の撮影現場が、本当に楽しかったのです。

以来、25年以上にわたり変わらずご活躍。黒谷さんの美容法があれば教えてください。

 特別なことはしていませんが、軽いストレッチや筋トレはしています。それと生活を充実させて心のバランスを整えておくことが、私の一番の美容法になっているんじゃないでしょうか。具体的には、趣味の乗馬を欠かさないこと。友人の誘いで始めた乗馬も、かれこれ20年以上続いています。馬や自然が大好きなので、休みのときは必ずといっていいほど乗馬クラブに顔を出しています。乗馬は、体を動かすという点で健康にも美容にもいいですし、馬とのコミュニケーションを通して心も癒されます。たとえば、足で馬のお腹をグーッと圧迫すると、馬は前に進むんです。自分がやりたいことを体で伝えると、馬がそれを感じとって応えてくれる、そんな馬との共同作業が乗馬の醍醐味。2頭の馬を持っているので彼らのお世話に専念する日もあったり、馬と触れ合うことが私の元気の源になっています。

ガーデニングもプロ並みの腕前だそうですが、どんな植物を育てていますか?

 いろいろな種類のハーブを育てていて、それを料理に使ったり、ハーバルバスにしたりして楽しんでいます。とくに舞台中は全身汗だくになるので、ハーブのお風呂は至福のひとときですね。ハーブは丈夫で育てやすいので、皆さんにもおすすめです。ベランダや台所の日差しの入る窓際でも十分に育ちます。園芸店に行けば苗やポット、ハーブ用の肥料が配合された土も売っているので、気軽に始められると思います。種から植えて大きく育っていく様子を観察するのも楽しいんじゃないかな。そんな風に馬や植物に触れて自然を肌で感じると心身がリフレッシュするので、東京に戻ったときは思いきり仕事に集中できていますね。

仕事も趣味もいい形で影響し合っている

最近は、DIYにもハマっていると聞きました。

 はい、DIY大好きです。部屋って、壁紙ひとつでガラッと印象が変わるじゃないですか。どういうコンセプトで部屋を作るか考えて、どんな壁にして、どんなインテリアや小物を置いて……と、大きなところから小さなところに向かって空間を演出していくのがすごく楽しいですね。地道な作業を重ねて少しずつ完成していくさまを見ると充実感がわいてきます。ちなみにいまは男子トイレを作っているところ。壁を黒いタイルにしたので、タイルとタイルの間は白い漆喰で埋めて、カラフルなビー玉をあしらって明るい印象に仕上げています。デザインするには自分の固定概念を外さないといけないと思うんですね。だから最近は街中のディスプレイとか、お店のインテリアとか、今日いるこのスタジオの床材まで、いろいろなところにアンテナを張って、自分が何かを作り出すときの参考にしています。そうしてアレンジをきかせることは、本業の女優の仕事にも大いに役立っていると思います。それぞれの経験がそれぞれで生かされる、お互いにいい形で影響し合っているかな。

最新の主演映画『祈り ―幻に長崎を想う刻―』の見どころを教えてください。

 この作品に関わるまでは、原爆について詳しくは知りませんでした。そこで、たくさんの資料や映像をもとに、いろいろな方がいろいろな目線で原爆について言及されているのを見聞きし、それらを知識として取り入れたうえで撮影に挑みました。長崎の原爆投下は、76年前に現実に起こった悲劇です。それを体験談としてお話してくださる方もご高齢となり、お話を伺うのが難しくなってきています。私たちは今後、映像や資料でしか事実を知ることができなくなるでしょう。そんないまの時代に公開となるこの作品には、原爆による被害や影響、教科書では知り得ないさまざまな事実がふんだんに盛り込まれています。ぜひ、幅広い世代の方々に観てほしいです。

黒谷友香(くろたにともか)
1975年12月11日生まれ。大阪府出身。「mc Sister」専属モデルを経て、1995年に映画『BOXER JOE』のヒロイン役で女優デビュー。以降、ドラマ『はみだし刑事情熱系』『ハンチョウ〜神南署安積班〜』や、映画『魔界転生』『まぼろしの邪馬台国』など多くの作品に出演し、舞台、CMなどでも幅広く活躍。2009年には、趣味である乗馬の経験を活かしてダイエット方法を考案しDVD『恋愛ボディ Whipness』を発売。最近は、家族型ロボット「LOVOT」の公式アンバサダーも務めている。

 

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