住み慣れた地域でありのままの姿で認知症の人が住まう「グループホーム」とは?

暮らし

入居条件は65歳以上要支援2または要介護1以上

 4月1日、新潟市江南区にグループホームスミール亀田がオープンしました。スミール向陽、スミール石山に続き、当社3カ所目のグループホームになります。「グループホーム」とは、「認知症対応型共同生活介護」ともよばれ、5〜9名の少人数を1ユニットとしたご入居者が、可能な限り自立した日常生活をおくれるよう介護スタッフと共に暮らす住まいです。
当施設では、1ユニット9名のご入居者に対し、日中は、早番・日勤・遅番の職員3人が常駐し、夜間帯は各ユニット職員1人が対応し、ご入居者の生活をサポートしております。
家庭的な環境と地域住民との交流のもと、ご入居者は食事や入浴などの日常生活上の支援や機能訓練などのサービスを受けながら共同生活をおくっています。
グループホームにご入居できる方は、
❶65歳以上で、要支援2または要介護1以上の認定を受けている方
❷ 医師から認知症という診断を受けた方
❸ 集団生活を営むことに支障のない方
❹ 施設と同一の市町村に住民票のある方
となります。
当施設では、ご入居前には事前面談を行っております。ご家族やケアマネジャー、ご本人とお話をさせていただきながら、1ユニット9名での共同生活において問題行動や他害(暴力や暴言)の恐れがないかどうかを確認させていただき、最終的には判定会議にて判断させていただいております。

介護スタッフと共に少人数での共同生活

 認知症となったご本人は、少しずつ変化するご自身の状況に不安な気持ちを覚えています。脳の変化によって「認知機能」、すなわち物を認識し記憶し、考えて実行する力が低下し、生活することに支障が出ている状況です。
こうした場合、大人数が入居する施設では、ご入居者や介護スタッフの顔ぶれが目まぐるしく変わり、落ち着いて生活しづらくなります。その点、少人数のグループホームであれば、ご入居者同士や介護スタッフとも馴染みの関係をつくり上げやすく、見守りをはじめ、健康管理、気持ちのケア、生活基盤のケアなど、心身の状態を穏やかに保ちやすい環境での生活が可能となります。
また、過去に経験した家庭や社会での役割、すなわち食事の支度や掃除、軽作業などについて、介護スタッフの手を借りながら各自ができる部分を行います。
こうした生活環境を整えることも、認知症の方が自信を取り戻し、症状の進行を抑制するうえではとても重要になります。

心からの笑顔で心温まる介護を

 4月に開設したばかりの当施設。スミール亀田の「スミール」とは、認知症緩和ケアで有名なスウェーデンの言葉で「笑顔」を意味します。ご入居者の皆さまがいつも笑顔で安心・安楽に生活していただけますように、私たちは「心からの笑顔」で「心温まる介護」を目指しております。
住宅街の中にあるスミール亀田では、太陽の暖かな光が差し込む穏やかな環境のもと、2ユニット18名の方がご入居できます。
居室はプライバシーに配慮された個室となっており、皆さまそれぞれ愛用のタンスやベッドをお持ちいただき、趣味の絵画やご家族の写真などを飾って過ごされていらっしゃいます。
ご入居者皆さまに、できるだけ家庭環境に近い中で暮らしていただきながら、地域の方々との交流も持ち、認知症の症状を遅らせること……私たちが切に願う認知症ケアは、薬は最小限にとどめ、ご入居者お一人お一人がありのままの姿で、長くお住まいいただくことです。
もし症状が進んだり、ほかの病気で自立が困難になってきたりしたときは、早めに主治医やご家族に情報提供をさせていただき、今後の対応を一緒に考えていきます。
当社では、有料老人ホームや特別養護老人ホームの運営も行っておりますので、同法人内での情報共有もスムーズに行うことができます。もし転居となった場合でも、ご本人・ご家族には安心していただいております。
これからも、ご入居者皆さま、そして、ご家族にも安心していただけますよう努めてまいります。

八幡将樹さん八幡将樹(やはたまさき)
㈱東日本福祉経営サービス
グループホーム スミール亀田 ホーム長

 

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