便秘薬を上手に活用する方法 全身の健康は「おなか」から 第3弾

健康と美容

うまく使いこなせていない!便秘薬の正しい使い方とは?

 人にはなかなか相談しづらい便秘の悩み。しかし便秘を放っておけば腸内の悪玉菌が増えて腸内環境が悪化し、悪臭の強いガスを発生させます。このガス成分が血流にのって全身へと運ばれると、口臭や体臭の原因になることもあります。何より便秘が原因で食欲が低下すれば、十分な栄養がとれず、全身の健康にも影響をおよぼしてしまうかもしれません。たかが便秘とあなどるのは危険です。
便秘薬「毒掃丸(どくそうがん)」でおなじみの㈱山崎帝國堂が2018年、便秘薬ユーザー550人を対象に行った調査では、「自分の便秘に効果のある薬をわかっている」人は10%、「便秘薬をうまく使いこなせている」人にいたっては8%しかいませんでした。せっかく便秘薬を使っても、多くの人は自分に合った便秘薬がわからず、上手に活用できていなかったのです。
そこで同社の竹内社長は、「便秘薬の役割を正しく知って健康に役立ててほしい」と、消費者向けイベントや、本社がある千葉県柏市のシニアクラブなどで健康講習会を無料開催。これまで延べ2000名の方々に「便秘薬の正しい使い方と選び方」の情報を発信してきました。昨年11月に開催した講習会では、シニアクラブに所属する16名の方が、竹内社長の話に耳を傾けました。
「そもそも便秘とは何でしょうか?」参加した86歳の男性は、10年以上も便秘に苦しんでいると言います。84歳の女性は、4日くらいお通じがないこともあるそうです。それでも皆さん、この質問に答えられずに首をかしげます。  
便秘の定義は「本来は体外に排出すべき糞便を、十分な量かつ快適に排出できない状態のこと」で、十分か、快適かは本人の感覚によるものですから、「何日出なけれ便秘」ということではないのです。つまり、本人が不快ならば便秘、ということになります。
便秘薬の種類は、腸内の水分を増やす薬、腸のぜん動運動を促す薬などさまざまです。自分に合った便秘薬をさがすには、薬剤師さんに相談してみるのが良いでしょう。また、便秘の程度に合わせて服用量を調節しやすい薬を見つけ、下痢をしないように適量飲むことが、便秘薬とうまく付き合うコツです。
さらに、生活習慣の改善を心掛けるなど、「薬の服用以外の努力もしたうえで、困ったときには『毒掃丸』などの便秘薬を適切に活用してほしい」と竹内社長は話します。
便秘に悩む人は年齢が高くなると増える傾向にあり、国の調査(※)では70代から顕著に増え始めることがわかっています。加齢による便秘の原因は、
❶ 腸のぜん動運動や腹筋力の低下
❷ 運動不足
❸ 水分摂取不足
❹ 食物繊維の摂取不足
❺ 薬の副作用
などがあげられます。これらを見ると、生活習慣によるところが大きいことがわかります。また、整腸薬で腸の調子を整えることも有効です。
自然なお通じには、まずは運動や食事などの生活習慣を改善して、腸(おなか)の調子を整えること。それでも解消できない便秘には、便秘薬や、整腸薬を上手に活用しましょう。
快便になれば、快食にもつながるはずです。人生100年時代、おなかの健康も意識して健やかにのりきりたいものです。

プロジェクターを使って解説する竹内眞哉社長。多くの人に便秘薬を正しく知ってほしいと、おもに柏市内などで講演活動を行っています。写真は昨年11月の講習会のようす。会場では消毒と換気を徹底し、参加者は全員マスクを着用しました。

※厚生労働省「2016年国民生活基準調査」など

 

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