「介護付有料老人ホーム」を例に考えてみるどの施設にも共通する施設選びのポイントとは?

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介護施設はさまざま

 新型コロナウイルス感染症により私たちの日常生活は大きく変化しています。しかしコロナ禍にあっても、「介護」の問題はいままでと変わることなく訪れます。 大切なご家族に介護が必要になったとき、介護施設の入居を検討される方もいらっしゃると思います。なかには「いますぐ入居できればどこでもいい」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ひと言で介護施設と言っても、「特別養護老人ホーム」や「老人保健施設」などのいわゆる介護保険3施設をはじめ、「有料老人ホーム」や「グループホーム」などさまざまな種類があります。今回は私の勤めている「介護付有料老人ホーム」を例に、どんな種類の施設であっても共通する「施設選びのポイント」をお伝えしたいと思います。

介護付有料老人ホームとは?

 食事や洗濯などの生活上の支援をはじめ、排せつや入浴などの身体介護、機能訓練やレクリエーションなどのサービスが受けられ、介護保険制度上の「特定施設入居者生活介護」の指定を都道府県から受けている老人ホームを「介護付有料老人ホーム」といいます。
生活に必要な介護サービスを介護保険制度の利用によって受けられるよう整備されているので、外部サービス事業者を選んで契約するという面倒な手間もなく、料金設定もわかりやすくなっています。
私が勤務する「ハートフルケア阿賀野」は、(介護予防)特定施設入居者生活介護の指定を受けた「介護付有料老人ホーム」の機能をもつ、「サービス付き高齢者向け住宅」です。入居定員は54名で、お部屋は全室個室、トイレや洗面台、電動ベッド、エアコンも設置しております。トランクルームもありますので、お部屋に荷物が入りきらない場合などにもご利用いただけます。お体が不自由な方、介護度が高い方でも介護職員が
24時間常駐しサポートしているため、安心してお過ごしいただけます。日中帯は看護職員の配置もあり、お薬の管理から医療的な処置などご入居者の日々の健康管理を行っています。緊急時においては医療機関と連携し、迅速に対応させていただきます。

コロナ禍における感染防止対策

 施設によって特徴が現れるのが各種レクリエーションです。当施設の場合、例年であれば季節行事やレクリエーションを実施しており、なかでも夏祭りはご家族や地域の方々にもお越しいただき毎年盛大に行っておりますが、新型コロナウイルス感染防止対策のために中止しております。感染防止の取り組みとしては、まず何よりも職員が罹患(りかん)しないこと。介護従事者としての意識を高く持ち、毎日の検温などで体調管理を行っています。ご入居者の体調管理も検温等で徹底し、施設内は定期的に換気と消毒の実施、次亜塩素酸空間除菌脱臭機を設置し、感染防止に努めております。対面による面会は原則行っておりませんが、オンライン面会の環境を整えており、実際にご利用いただいたご入居者とご家族からは「元気そうな顔が見られて良かった」とお互いに喜んでいただけております。
しばらくの間は例年実施している行事はできませんが、その分、食事提供業者と連携して食を楽しむ機会、日々のレクリエーションの充実に力をいれております。コロナ禍だからこそ、ご入居者の皆さまに安心・安全で快適な生活をお楽しみいただけるよう日々取り組んでおります。

笑顔のある施設か?

 職員の笑顔と元気は施設を映す鏡でもあると思います。弊社の運営理念に「心温まる介護」「心豊かな生活」「心からの笑顔」の3つの心があります。ご入居者とご家族からも「いつも笑顔ですね」「活気があっていいですね」と、大変ありがたいお言葉をいただくことがあります。笑う門には福来る、笑顔は連鎖します。ご入居者の笑顔が私たちを笑顔にしてくださいます。私たちの笑顔で、ご入居者も笑顔になってくださいます。
立派な建物や設備を施設選びのポイントにしている方もいらっしゃると思います。それも大切ですが、私は「人」が大事なポイントだと思います。なぜなら介護サービスを提供するのは、人だからです。しかし、施設を選ぶ段階では見えづらい部分です。だからこそご自身で足を運び、施設の雰囲気や職員の対応を見て選択することが大切です。自分の大切な家族にどんな生活をおくってほしいか?改めて考えて、施設選びの参考にしていただければと思います。

宇山拓郎(うやまたくろう)
㈱東日本福祉経営サービス
ハートフルケア阿賀野 施設長

 

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