介護される人とする人の強い味方 介護サービス 在宅介護をサポートする ショートステイ活用術

健康と美容

笑顔でいたい笑顔でいて欲しいから

 日本では超高齢化が進み、最近では新型コロナウイルス感染症への不安で、頭を抱えている人も多いと思います。そこで今回は、地域社会との関わりを持ちながら、安心して自宅での生活を継続するために利用できる介護サービスのひとつ、「ショートステイ」の活用術をご紹介しましょう。

「ショートステイ」って?

 介護認定を受けた自宅で生活している高齢者が、一定期間(1度に1泊~最長30日間)施設に入所して、介護サービスを受けられるのが「ショートステイ」です。
ショートステイでは、食事や入浴、排泄、機能訓練、レクリエーションなどのサービスが365日間休むことなく提供されています。
ショートステイには次の2種類があります。
❶短期入所生活介護
食事や入浴などの生活援助、レクリエーションや機能訓練が受けられます。
●特別養護老人ホームや有料老人ホームの空き室
●ショートステイ単体の施設
❷短期入所療養介護
医療サービスが中心で、生活援助のほか、看護師や理学療法士などによる機能訓練が受けられます。
●介護老人保健施設
●介護療養型医療施設

どんなときに利用する?

介護される人にとって

独居の方で、体調が悪くて不安。

食事や健康の管理ができるため、体調を整えることができます。

退院後自宅へ戻るのは、体力が回復しておらず不安。

身のまわりのことを支援してもらえるので、体力の回復に集中でき、心身共にリラックスできます。

自宅にこもりがちで昼は誰かと話したい、夜は安心してトイレに行きたい。

介護職員が24時間交代で常駐しているため、昼間は体操やレクリエーション、夜間もトイレの介助を受けられるので安心です。

施設に入居予定だけれど、本当は自宅暮らしがよくて不安。

短期間でも実際に施設入居したような生活ができ、入居がスムーズになるというメリットもあります。

介護する人にとって

冠婚葬祭や出張、旅行、外出などの予定があるけれど、介護を代わってもらえる人がいない

利用日程が事前にわかるときは、早めにケアマネジャーに相談しましょう。予約受付開始日は施設によって異なります。予約が取りづらい施設もあります。

介護される人に認知症状があり、1日中目を離せない、夜寝てくれないなどで介護疲れがある。

介護する人の健康維持も大切です。共倒れにならないよう他の介護サービスを利用しながら、ときにはショートステイも併用し、心身共に休息、リフレッシュできる時間をもちましょう。ショートステイを定期的に利用すると、生活リズムが整うこともあります。

介護する人が、ケガや病気で入院しなければならなくなった。

備えあれば憂いなし。いつでもショートステイを利用できるように、何もないときにこそケアマネジャーに相談して、準備しておくことも大切です。

自宅での介護が難しく、特養(特別養護老人ホーム)に申し込んだが、順番がなかなかこない。

特養に入るまでの待機場所としてショートステイを利用することができます。ただし、連続利用期間は最大30日まで、介護保険認定期間の約半分までという規定があります。介護度によって介護保険で利用できる日数にも規定があるため、ケアマネジャーに確認しておきましょう。

 介護されるご本人は自宅で気兼ねなく過ごしたいと思う方が多く、ショートステイに「行きたくない」ということもあります。誰でも新しい環境に慣れるには時間が掛かるものです。こういった場合は短期間で回数を重ねて利用してみると、なじみの場所、なじみの顔ができて抵抗も少し和らぎます。
ショートステイのニーズは高まっています。特別感を持つ必要はありません。気軽に利用してみましょう。

髙橋優子(たかはしゆうこ)
㈱メディカル・デザイン
ショートステイ ル・レーヴ南浦和
センター長

 

関連記事

TOP