2009年以前の介護ベッドは要注意 電動介護ベッドここが危ない!

健康と美容

介護ベッドを安全に使うために

 消費者庁のサイトによると、高齢者が、介護ベッドと柵や手すりとの間に首を挟んで死亡する事故が毎年発生しています。とくに介護保険制度が施行された2000年以降に増えており、このような実態を受けて2009年3月、在宅電動ベッドおよび病院用ベッドのJIS規格(日本産業規格)が改正されました。これによりサイドレール(ベッド柵)や介助バー(ベッドの手すり)の隙間や間隔の寸法などが見直されました。
その後、この新JIS規格のベッドが普及し始めると、事故事例の啓発効果もあり、新規格前のベッドを使っていた施設の方々もサイドレールにはカバーを付けたり、隙間には座布団やバスタオルを置くなどの工夫をすることで、事故件数は下降し始めました。
ところが最近、ある新聞で電動介護ベッドによる事故が増えている旨の記事を目にしました。原因や背景はよくわかりませんでしたが、施設や家庭での利用者数が増えていることや、古い規格のベッドやサイドレールを何もしないままで使っている方も多いのではないかと推測しています。
ベッドや手すりの組合せによっては、隙間が大きくなるため頭や首、手足が入り込んでしまいます。このような場合は手すりにカバーをつける、クッションなどで隙間を埋めるなどで対応してください。
また、電動ベッドと床との間に挟まれる事故も発生しています。電動ベッドを昇降させるための手元スイッチは安全な場所に置いて、介助する方は利用者の手足の位置を確認してから動かすようにしてください。とくに、JIS規格が改正された2009年以前の古いベッドやサイドレールをお使いの方は、いま一度ご確認いただきたいと思います。

斎藤 豊男さん斎藤 豊男(さいとうとよお)
株式会社けんこうぷらん 代表取締役
福祉用具専門相談員 福祉住環境コーディネーター

 

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