インタビュー

輝く人124 柴田理恵さん

くだらないことに徹する姿勢は決して揺らがない!明るく親しみやすいキャラクターで、舞台やテレビで大活躍の女優・柴田理恵さん。
WAHAHA本舗での「笑い」の原点を振り返るとともに、出演映画『大だ いコメ騒動』について伺いました。

人を楽しませるのが私の一番の喜び

どんなお子さまでしたか?

 3歳のころは選挙カーが大好きで、その後ろをついて歩き演説を真似てみせる、おしゃまでおしゃべりな子どもだったようです。でも、教員をしていた母に厳しく育てられたこともあり、小・中学校では読書が好きで、学級副委員長をやらされるような真面目な生徒でした。人前に出るのは嫌いではないけれど、あえて目立つこともしませんでしたね。ところが、中学校の修学旅行で学生生活が一変しました。夜、みんなでものまね歌合戦をやることになり、山本リンダさんの「どうにもとまらない」を披露したところ、すごくウケて。一夜にしてクラスの人気者になっちゃったんです。それまで接点のなかった人たちとも盛り上がって、一気に友達が増えました。それ以降、人を楽しませることが面白くなり、学芸会などに率先して参加するようになりました。

「お芝居」に目覚めたのは?

 高校のときです。人を楽しませたいという思いから演劇部に入り、同時に「労演」という演劇鑑賞団体の会員になって、2カ月に1度のペースで新劇のお芝居を鑑賞するようになりました。そんなとき小さな田舎町に白石加代子さんがいた早稲田小劇場がやってきて、初めてアングラ演劇を観たんです。それに感動した私は、たくさんの芝居を観るために絶対に東京に行こう!と決心しました。その時点では劇団に入る勇気はなかったので、とりあえず大学に進学するというかたちで上京しました。そこで改めて感じたのが、芝居への熱い想い。卒業後、OLとして働く自分が想像できなかったので、必然的に芝居の道を選び、大好きな佐藤B作さんが率いる劇団「東京ヴォードヴィルショー」の門をたたきました。ただ、何年かして徐々に方向性の違いが生じてきたんです。

そこでWAHAHA本舗旗揚げとなったのですね?

 笑いにこだわった結果、そういうことになりました。やりたかったのは、「自分たちがやりたいこと」ではなく、「お客さんに喜んでもらえること」「ワッハッハ~!と大笑いして楽しんでもらうこと」を一番に考えて舞台を作ること。結果、演劇界からは演芸といわれ、演芸界からは芝居といわれますが、それこそがWAHAHA本舗ならではの世界観です。旗揚げから36年が経ちますが、バカバカしいこと、くだらないことに徹する姿勢は決して揺らぐことはありません。そのポリシーがしっかり根付いているからこそ、長い年月、多くの皆さんにご支持をいただいているのではないでしょうか。

日本人として着物ライフを堪能

最近は、着物を粋に着こなしている姿が印象的です。

 私の着物歴は約20年。仕事で韓国に行ったのがきっかけです。ある料理店の女主人が、民族衣装のチマチョゴリをさりげなく着こなしている姿を見てキレイだなと思ったんです。その後インドに行くと、インドの女性たちは民族衣装のサリーを日常的に着ているじゃないですか。そうした光景にすごく刺激を受けて、「私は日本人なんだから、日本の民族衣装である着物をもっと着るべきだ!」って思ったんです。考えてみると、祖母も母も叔母も、普段からよく着物を着ていました。実は、私にとって着物はすごく身近な存在だったのに、その良さが全然わかっていなかったんですよね。それに気づいて以降、祖母や母、叔母たちから少しずつ着物を譲り受けながら、その魅力にハマっていきました。

健康面で気を付けていることはありますか?

 まず何よりも食事ですね。体は食べたもので作られるわけですから、そこは疎おろそかにしちゃいけないと思っています。安心・安全も考えると、自分が納得する食材と調味料を使って自分で料理するのが一番。小さなころから台所に立つことを癖づけられて長年料理をしてきたので、自然とそういう意識が身についたのかもしれません。あとは、犬を飼っているので毎朝の散歩と、合間のちょっとした体操で、運動不足にならないよう心掛けています。

ご自身の出身地・富山県を舞台にした出演映画『大コメ騒動』は、富山県女性の強さを感じました。

 富山の漁師町の女性が自分のためではなく、子どものため、旦那さまのため、親のために立ち上がって戦った米騒動がテーマです。悲しいエピソードがたくさんある中、彼女たちが使う富山弁が作品をユーモラスにみせるいいエッセンスになっています。世代を超えて楽しめる映画です。ぜひご覧ください。

読者にメッセージをお願いします。

 最近のシニアって、すごく活動的ですよね。写真をSNSに投稿したり、なかにはYouTube をやっている人もいたりして。私はどちらかといえば非活動的なので、楽しいことを思いきり楽しんでいるシニアを見ると、本当に素敵だなと思います。どんなことでもいいので、心から楽しめるものを見つけてどんどんチャレンジしたいですね。

柴田理恵(しばたりえ)
1959年1月14日生まれ。富山県出身。劇団東京ヴォードヴィルショーを経て、1984年佐藤正宏や久本雅美らと共に劇団WAHAHA本舗を旗揚げ。劇団の中心メンバーとして活動する傍ら、ドラマや映画、バラエティ番組などに多数出演し、活躍の場を広げていく。2006年には映画『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』でハリウッドデビューも果たした。代表作は、ドラマ『はみだし刑事情熱系』やNHK連続テレビ小説『ひよっこ』、NHK『週刊こどもニュース』など。

 

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