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寝たきりを防ぐためにできることは?動ける範囲で動き続けること!

要支援2から10年後……

 もう10数年前のことになります。和式の生活の中で立ったり座ったりに苦労し始めた80歳過ぎの女性がおりました。下肢の筋力低下を自覚されていた女性は近所の散歩をされていましたが、道路の段差で転倒したことをきっかけにやめてしまいました。そして、歩行不安定のため介護保険の認定申請を行い、「要支援2」の判定を受けました。高齢者によくみられる筋力低下、「フレイル(※)」の状態でした。こうなると筋肉だけではなく、関節や骨、内臓、気力から脳の働きにまで影響してくるようで、悪循環が始まってしまいます。さらに、この女性の場合はここ数年で体重が10%以上増えていることもわかりました。筋肉量が減っているのに、体重が増えるとどうなるでしょうか?いままで簡単にできていたことができなくなり、転倒しやすくなります。体重が増えた主な原因は間食だったようです。その後、間食をできるだけ控えていただき、転倒防止用具や手すりの取り付けも行い、ご家族の協力のもと可能な限り家事や買い物、通院などもご自身でやっていただくことにしました。
 そして10年以上が経ち、95歳を越えたこの女性はどうなっているでしょうか?実は、現在も「要支援2」のままです。円え ん背ば い(腰が曲がっている状態)が進んではいるものの、近所への通院や買い物はシルバーカーを押して一人で行っています。家事や料理の手伝い、庭木の手入れなどは安全対策を考えたうえで、時間がかかっても間違えても、本人にやってもらうというご家族の方針で、この女性を見守られてきたそうです。寝たきり防止のためには、まずは動ける範囲で動き続けることが大切なようです。過度の安静や介助は、本人にとっても家族にとっても良いことではないのです。

※加齢により運動機能や心身の活力が衰え、生活機能が低下した状態。

斎藤 豊男さん斎藤 豊男(さいとうとよお)
株式会社けんこうぷらん 代表取締役
福祉用具専門相談員 福祉住環境コーディネーター

 

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