相次ぐ大きな災害に見直しておきたい 災害時はどうする?高齢者の避難

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避難支援で私たちができること

 地震や台風など災害大国といわれる日本。今年も九州地方を中心に豪雨や台風により大きな被害を受けました。最近は「50年に1度の」とか「100年に1度の」とかの文言が毎年のように聞かれます。温暖化の影響でしょうか。どこでどのような災害が起こるか予測も難しくなっているように感じます。また、大きな規模の災害が短時間で起こり、避難が間に合わなくなることもあります。
「いままで大丈夫だったから今度も大丈夫」と思いたいのが人間の心理ですが、自分の住まいがある場所にはどんな災害リスクがあるのかを予め知っておきましょう。各自治体で作成しているハザードマップには浸水被害や土砂崩れが起こることが予想される場所が表示されています。
近年の災害をみると、被害に遭われた方の多くは高齢者でした。私たち介護事業者は、このことを重く受け止めねばなりません。大事な情報を自ら得ることができない方には、私たちから情報提供していく必要があるのかもしれません。たとえば、自力では避難できない独居の高齢者や老老の二人世帯、障がいをお持ちの方などは災害要支援者ということで、一般の方とは違う形での避難支援が必要だと思います。ここは各自治体や地域包括支援センターが対応を考えているとは思いますが、私たち介護事業者へも情報提供が欲しいところです。有事の際には誰が何に基づいてどう動くのか、マニュアルの整備や見直しが改めて必要になってきているように思います。
一方で、広範囲にわたる災害の場合、行政や警察、消防もすぐには対応できません。一番大事なのは近隣住民における支援活動です。普段から顔の見える関係づくりが大切なように思います。

斎藤 豊男さん斎藤 豊男(さいとうとよお)
株式会社けんこうぷらん 代表取締役
福祉用具専門相談員 福祉住環境コーディネーター

 

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