健康・お金・生活

普段からのコミュニケーションが明暗を分ける親子の同居と在宅介護

リフォームまでしたものの……

 日本の少子高齢化、核家族化は何十年も前からいわれています。2020年7月発表の国民生活白書によれば、全人口に対する65歳以上の人の割合は28.4%でした。日本人の3人に1人が65歳以上になるのも時間の問題です。
2016年の時点の「平均寿命」は男性81.41歳、女性87.45歳、日常生活に支障のない期間である「健康寿命」は男性72.14歳、女性74.79歳でした。平均寿命から健康寿命を引いた男性で9.27年間、女性で12.66年間は、何らかの支援や介護が必要な期間という
ことになります。
 しかし現在、7割以上が2人世帯もしくは独居世帯で、介護が必要になった場合のサポートをどうするか?ということが問題になってきています。ご夫婦2人の老老世帯の場合、やがてどちらかに介護が必要となる日が訪れます。概ね男性の方に介護が必要となることが多いようですが、これが奥様自身にも支障が出てきたり、ご主人の介護度が重くなったり亡くなったりすると、親世代だけでの暮らしは困難になってきます。となると、親子双方がある程度元気なうちに考えるのが、先を見据えた同居です。
 今回、認知症の症状が出始めたお母様が独居で暮らす実家に、娘さんが戻る予定でトイレや浴室のリフォーム依頼を受けました。リフォーム自体は予定通りに進んで喜んでもくださったのですが、結局「同居しない」ことになってしまったのです。理由は、生活全般について親子で意見が合わなくなったとのこと。実は、今回のようなケースは以前にもありました。親子だからスムーズにいくこともあれば、逆に相容れないという場合もあるようです。普段からのコミュニケーションが大切なことを考えさせられる事例でした。

斎藤 豊男さん斎藤 豊男(さいとうとよお)
株式会社けんこうぷらん 代表取締役
福祉用具専門相談員 福祉住環境コーディネーター

 

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