健康・お金・生活

【終活ステップ5】変わりゆく供養の形 人生を安心して過ごすために

多様化する供養のいまグリーフワークの役割

「グリーフワーク」をご存じでしょうか?「グリーフ」とは、「人との離別や死別の悲しみ」を指します。
 人は愛する人を失うことで大きな悲しみを感じます。混乱や怒り、自責や後悔など、さまざまな感情が段階的に起こるといわれています。遺族が悲しみを乗り越えるまでのプロセスを「グリーフワーク」とよび、お葬式やご供養が「グリーフワーク」において果たす役割は大きいとされています。
 お葬式は、故人との死別という現実を受け止め、新たな一歩を踏み出すための大切な儀式といえます。お墓や仏壇などのご供養もまた、故人のためだけでなく、ご自身の気持ちと向き合うことで前に進むきっかけとなり得るものです。
 一方、近年は「家族に負担をかけたくない」などの理由から「家族葬」や「一日葬」が増えてきています。お墓や供養では「永代供養墓」や「樹木葬」、「海洋散骨」などの需要が高まっています。当社が仲介する海洋散骨では、「供養クルーズ」なども行い、ご遺族の思いを大切にしています。それでも、残されるご家族を思って生前に決めるお葬式や供養方法が、本当にご家族が望んでいるものかどうか、確認する必要があるでしょう。

一人で決める終活が家族を困らせることも

 私は長年にわたり、仏具や墓石販売に携わってきました。その中で、お客さまから多く聞かれたのが、「子どもや周囲の人たちに迷惑を掛けたくない」という言葉。そして「だから葬儀はしない」「だから墓は必要ない」「だから骨は全部散骨してほしい」という結論に至ります。ご家族には相談せずにお一人で、またはご夫婦だけで決めてしまう方が非常に多いのです。しかし、それが、残されたご家族の後悔につながる場合もあるのです。ご家族がご自分と同じように思っているとは限りません。ご本人もご家族も皆がハッピーになる、そんな終活を目指してもらいたいと思います。
 仏教用語に「寿陵(じゅりょう)」という言葉があります。生きているうちにお墓を建てることを意味します。寿陵は縁起が良いもので、「長寿」「家内円満」「子孫繁栄」を招くといわれ「新しい人生が始まる」という意味もあります。
 死は誰にでも必ず訪れるものです。供養の形が多様化するなか皆が納得できる形を決めておけば、今後の安心につながり、ひいては心身の健康にもつながるのではないでしょうか。これからの人生をより良く過ごしていただけますよう、当社は皆さまの終活をサポートしていきたいと思います。

●お話を伺った方
宍戸 和啓(ししどかずひろ)さん
イオンライフ㈱ 開発部 部長
仏具や墓石販売に長く携わり、仏事や供養の専門知識が豊富なスペシャリスト。
【問】0120-24-2828


 

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