介護保険法によって定められている仕事 施設で活躍する 機能訓練指導員とは?

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機能訓練指導員として認められる資格は多数

 介護保険法によって定められている職種のひとつに「機能訓練指導員」があります。介護施設などを利用している方ができる限り自立した生活をおくれるよう、一人ひとりの心身の状態に合わせて機能訓練を行う仕事です。
機能訓練指導員として認められる資格として、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師、鍼灸師があります。
病院で行うリハビリテーションとは違い、受ける方の機能が常に向上するわけではありませんが、ご本人がいま困っていること、例えば痛みに対して寄り添うなど、より良い生活をおくっていただくことを目標に、介護職と連携して機能訓練に取り組みます。

介護施設で実施している機能訓練とは?

 当施設「ル・レーヴ新白岡」では、理学療法士の資格を持った機能訓練指導員が、ご入居者の日常生活動作(ADL)の維持・向上を目的として、個別機能訓練、集団機能訓練、レクリエーションを行っています。1日の生活リズムのなかで少なくとも2回の機能訓練ができることを意識して、皆さまにお時間をご提供しています。
次のページで具体的なプログラムの流れと、機能訓練の種類をご紹介しましょう。

プログラム作成の流れ(個別機能訓練の場合)
 
1.現状の評価
体の動きを確認し、どんな訓練が必要かを検討します。

2.カンファレンス
ご家族とご本人と相談いたします。
3.計画作成
心身機能に合わせた目標を立てます。
4.実施
計画に沿って機能訓練を行います。
5.3カ月後に再評価
3カ月間の実施状況を振り返り、現状を把握して、今後の目標を立てます。
6.カンファレンス
ご家族とご本人と相談いたします。
7.計画作成

8.実施
以降も3カ月を1サイクルとして繰り返し行います。

 

個別機能訓練の種類
 
●平行棒内起立訓練

●筋力強化訓練
●歩行訓練(サークル歩行、手引き歩行、T-cane(※1))
●構音訓練(50音カード、絵カード)
●手指訓練(洗濯バサミ訓練、ペグボード訓練(※2)) 
※個別機能訓練では、機能訓練指導員が、ご入居者お一人おひとりの状態に合わせた機能訓練を実施しています。
 
集団で行う機能訓練
 
当施設では、通信カラオケ機器「DAM」を活用した介護予防・健康増進コンテンツ配信システム「エルダーシステム」を使って行っています。
 
レクリエーション
 
 頭、口、手、体、足それぞれを意識した月間予定を作成し、ご入居者の皆さまに楽しみながら行っていただいております。
 

※1 歩行を補助するT字型の杖のこと
※2 積み木のようなピースを型にはめる用具を使って行う機能訓練のこと

小池真由美(こいけまゆみ)
㈱東日本福祉経営サービス
ル・レーヴ新白岡
副施設長

 

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