コラム

お江戸をもっと楽しもう!ほ ーりーが行く!暖簾(のれん)越しお江戸の風景

暖簾越し お江戸の風景

歴史に詳しい「お江戸ル」として活躍中の「ほーりー」こと堀口茉純さんが、江戸から続く凮月堂の時代にタイムスリップ。当時の世の中はどのようなことが起きていたのでしょうか?

第二回 時代は明治から江戸へ〜上野広小路編

火除け地となる広場=広小路

 現在の東京は建物だけ見ればビルばかり。とても歴史を感じられるような景観ではありませんが、道筋は案外江戸時代のまま残っていたりします。
 上野広小路はそんな場所の一つ。現在、上野凮月堂が店を構えているあたりから西郷さんの銅像があるあたりまでがその範囲です。中央分離帯を挟んで左右に三車線ずつある相当広い道路ですが、この道の形がほぼ江戸時代のまま!なんですね。
 江戸の市街地の60%を焼き尽くし、10万人以上の死者を出した明暦3年(1657年)の大火以降、幕府は災害に強い都市作りを目指しました。その一環で、人が多く集まる重要な場所の近くには火除け地となる広場=広小路が造られることになり、江戸一番の大寺院・寛永寺門前に造られたのが上野広小路だったのです。

西郷隆盛の薩摩軍が布陣

 当時も多くの人が行き交う上野広小路沿いには商店が集まってにぎわっていましたが、実は、江戸で唯一戦場となったのもこの場所でした。
 慶応4年(1868年)5月、新政府軍の統治を認めない旧幕臣らが彰義隊を結成。寛永寺に立てこもりました。これを受けて新政府軍が寛永寺を包囲。最前線となる上野広小路には西郷隆盛率いる薩摩軍が布陣します。雨の降る5月15日、朝7時頃から戦闘が開始され、広小路が戦場になりました。新政府軍は付近の料亭や商店を大砲などの砲撃拠点として利用し、本営を上野松坂屋店内に置いたのだとか。当時使っていた店の看板には銃弾の跡が生々しく残っているそうです。ヒェッ!
 住人達はさぞ恐ろしい思いをしたことだろうなぁ……と思いきや案外ケロッとしていたらしく、なかには握り飯を片手に見物に出かける人もいたとか。江戸っ子の野次馬根性恐るべし!戦闘はその日の夕方ごろに新政府軍の勝利で幕を閉じ、時代はいよいよ、江戸から明治へと移ってゆきました。

●本文・イラスト/堀口茉純さん
2008年に江戸文化歴史検定一級を最年少で取得すると、「江戸に詳しすぎるタレント=お江戸ル(お江戸のアイドル)」として注目を集め、執筆やイベント、公演活動などで江戸⇔東京の魅力を発信し続けている。
『吉原はスゴイ~江戸文化を育んだ魅惑の遊郭』(PHP新書)など著書多数。女優として舞台やドラマに多数出演。
NHKラジオ第一『DJ日本史』などにレギュラー出演中。


「ゴーフル」と、フランス語で“フレッシュな”を意味する「フレーシュ」を掛け合わせて『ゴーフレーシュ』。伝統の技を生かして、新しい時代のお菓子をつくる。その想いから誕生しました。看板商品「ゴーフル」の“はさみ焼き”技法を用いて、1枚1枚丁寧に焼き上げます。上野凮月堂がお届けする「ゴーフル」の新体験を、どうぞお楽しみください。
 
オープンキッチンで職人が作り上げる、もちもち食感の新感覚ゴーフル『ゴーフレーシュ』を、こだわりのコーヒーと共にお召し上がりいただけます。「本店でしか味わえない、できたての美味しさ」を、ご堪能ください。定番の贈答菓子もご用意しております。
上野凮月堂 本店 
03-3831-3106 
東京都台東区上野1-20-10
営業時間/10:30~19:00 定休日/不定休 

 

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