特集

「脳を鍛えて認知症予防」楽しく脳を使うもの忘れ改善法とは?

脳の老化は40代後半から始まる

 最近、人や物の名前がすぐに思い出せない、同じことを何度も聞いてしまう、といったことはありませんか?それは、脳の機能が低下しているせいかもしれません。
 脳の老化は40代後半くらいから始まるといわれており、何もしなければ、脳の機能は年齢とともに衰えていきます。
 アルツハイマー型認知症では、症状が出始める20年ほど前から、原因物質である異常タンパクが脳に溜まり始め、これにより脳に萎縮が起こるとされています。
 厚生労働省の推計によれば、2025年には700万人にのぼるといわれる認知症。これは、65歳以上の約5人に1人にあたる見込みです。
 認知症は一度発症すると、現代の医学では完治しないといわれています。いまは生活に不便を感じていなくても、気付けば発症していたでは手遅れです。
 しかし、脳は積極的に使えば使うほど、何歳からでも鍛えられることがわかっています。そこで今月は、認知症予防の専門家であるブレインケアクリニックの今野裕之院長に、脳を鍛える方法について伺いました。

積極的に脳を使ってもの忘れ対策を!

便利なIT機器に囲まれて暮らし、頭を使うことが減っている現代人。高齢化とともに認知症リスクが高まっています。

●お話を伺った方
今野裕之(こんのひろゆき)先生
2001年日本大学医学部卒業。都内の大学病院・精神科病院の勤務を経て、2016年よりブレインケアクリニックを開業。現在は名誉院長を務める。
「人間の脳は40代ごろから少しずつ機能が低下していきます。健康なうちから定期的なチェックを行い、予防のために行動することをお勧めします。」

認知症リスクをチェック!

 認知症の一歩手前の状態を、軽度認知障害(MCI)といいます。  
 一部を除き多くの認知症では、いまだ根本的な治療法が確立されていませんが、軽度認知障害(MCI)の段階であれば、生活習慣の見直しや脳を鍛えることで改善できる可能性が十分あります。
 認知機能は、知らず知らずのうちに衰えています。まずは自分が認知症予備軍になっていないかをチェックしてみましょう。

脳も筋肉と同じ使わないと衰える

 認知症になりやすい要因は、主に加齢、高血圧、糖尿病、肥満、高脂血症、うつ病、運動不足、知的活動の少なさがあげられますが、個人的に危惧しているのは、現代人の脳機能の低下です。いまはIT技術の発達によって便利な情報機器が溢れています。それによって自分の頭で考える機会が減り、脳機能の低下を引き起こします。毎日同じようなことしかやっていないと、脳も筋肉と一緒で使わない部分はどんどん衰えていきます。例えば、どこかへ出掛けるときにスマートフォンに頼らず行ってみる、献立を暗記してから料理をする、計算機に頼らず暗算をしてみるなど、常に脳を使うことを意識したいものです。
 脳を鍛えるには、何より続けることが大切です。そのためには、自分に合った楽しいと思える対応策を見付けて、ぜひ積極的に脳を使いましょう。


 

関連記事

  1. 便秘は国民病?! 全身の健康は「おなか」から
  2. 認知症に負けない脳を作る「食の力」
  3. 「笑い」がもたらすチカラ 心も体もすこやかに花ひらく!「笑い」がもたらすチカラ
  4. 認知症保険の特徴と活用方法 プラスαの安心「認知症保険」の特徴と活用方法
  5. 防災月間に考えよう!新しい生活様式と「もしも」の備え
  6. ゆったりのんびり行きたい シニアの旅
  7. 筋肉量が健康のカギ!健康寿命を延ばす筋肉トレーニング
  8. 年を重ね経験を積んだ今だからこそできる自分を輝かせる生き方⑦
ゴールデンライフ送付希望の方
ゴールデンライフの配布場所
読者プレゼント応募方法
脳活ドリル応募申込
都内の名処
脳トレダンス動画
ゴールデンライフ広告掲載

ピックアップ記事

  1. 暖簾越し お江戸の風景
PAGE TOP