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室内での暑さ対策、大丈夫ですか?秋からも 油断できない熱中症

秋からも 油断できない熱中症

猛暑に扇風機のみは命の危険

 今年の夏も多くの方が熱中症で救急搬送されましたが、秋の気配が感じられるいまの季節、熱中症の話題を耳にすることは減ったかもしれません。しかし油断は禁物です。ここ数十年の「春夏秋冬」は、私たちが子どものころに感じていたものとは明らかに違ってきています。暑い時間が長くなり、春と秋を感じる期間が短くなっています。30年ほど前までは、お盆を過ぎれば鈴虫の声が聞こえ、夜は涼しさを感じたものでした。ところが最近では、9月になってもまだ、夏の延長線上といった暑さです。夏そのものが「これまでの夏とはまったく違う」という認識を、ご高齢者やそのご家族も持っていただきたいと思います。
「若いときから夏は扇風機だけで過ごしてきた」という方は多いと思います。私のお客様にも、エアコンがあっても使わず、扇風機だけですませている方がいらっしゃいます。しかし近年の研究では、たとえば35℃を超えるような高温時に扇風機しか使わなかった場合、命にかかわる危険性が指摘されています。とくに発汗機能が衰えたご高齢者に体温を超えるような空気を送り続けると、体全体の温度が上昇し、危険な状態に陥りやすいといわれています。つまり、いままでと同じ過ごし方をしていると、命にかかわる危険性があるという認識が必要なのです。夏場のエアコン使用はもちろん、熱中症予防の観点からは春から秋にかけての長い期間、高温多湿を避けることが重要になってきています。また猛暑では熱中症だけではなく、心疾患や脳卒中を発症する危険もあります。血液の水分量が低下し、ドロドロになりやすいためです。予防の基本は水分補給ですが、少しでも「おかしいな」と感じたら、すぐに病院へ行くことが大切です。

斎藤 豊男さん斎藤 豊男(さいとうとよお)
株式会社けんこうぷらん 代表取締役
福祉用具専門相談員 福祉住環境コーディネーター

 

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