健康・お金・生活

介護現場でも海外からの実習生が活躍「外国人技能実習制度」とは?

外国人技能実習制度

介護現場にベトナムからの実習生

「外国人技能実習制度」をご存じでしょうか。平成28年11月28日、日本が先進国としての役割を果たしつつ国際社会との調和ある発展を図っていくために、日本が持つ技能や技術、知識を生かし、発展途上国の「人づくり」に協力・貢献することを目的に公布されたものです。
 翌年の11月1日には、外国人技能実習生の対象職種に「介護職」が追加され、現在、介護の現場でも海外からの実習生が活躍するようになってきました。
 東日本福祉経営サービスグループでは、2020年にベトナム人技能実習生(介護職)の入社を予定しています。その実習生たちが日本で安心して介護技術の習得に励めるよう、今春、彼らをサポートするベトナム人留学生3名が新卒で入社しました。当施設では、そのうちの1名(Bさん)を迎え入れ、6月中旬から2週間にわたり介護現場での研修を行いましたので、お話ししたいと思います。
 当初、Bさんの受け入れを当施設職員へ説明すると、職員からは「日本語は話せますか?」「日本語は書けますか?」といった質問や、不安の声があがりました。実は、これまでベトナムの方と接する機会がなかった私自身にも不安がありましたが、事前に異文化コミュニケーション』などの研修を受けてベトナムのことを知るうちに、不安は少しずつ小さくなっていきました。そこで職員にも、私が研修で学んだことを伝えれば少しでも不安を軽減できるのではないかと考え、会議の場などで職員へ伝えるよう努めてきました。

職員の成長にもつながる実習生の受け入れ

 そして迎えたBさんの現場研修初日。Bさんと職員は、笑顔で挨拶を交わしました。Bさんが日本語を上手に話し、漢字も上手に書けることを知ると、職員はとても驚いた様子でした。ご入居者にBさんを紹介すると、「偉いね。宜しくお願いします。がんばってくださいね。」と笑顔で話してくださいました。
 Bさんも職員もお互いに、話している内容が理解できるまで説明し合い、聞き取れなかったことはわかるまで聞き返していました。
 研修も数日が過ぎると、職員は自発的にわかりやすい日本語を使うようになり、伝える努力をする姿が見られるようになりました。 
 Bさんは終業時間30分前から日々の『研修記録』と『心の糧ノート(指導役職員との交換日記)』を書き、それに対し指導役職員は、コメントを記入します。指導役職員の適切なアドバイスや優しく励ますコメントからは、Bさんを迎え入れたことが職員の成長にもつながっている、と感じました。

文化の違いや言葉の壁は乗り越えられる

 現場研修の2週間はあっという間に過ぎていきました。研修を終えて思うことは、文化の違いや言葉の壁は少なからずあるとしても、お互いに歩み寄り、お互いを理解しようとする気持ちがあれば、その壁は乗り越えられるのではないか、ということです。これから入社する技能実習生とも、今回の経験を活かして心を通わせ、東日本福祉経営サービスグループの運営理念である『心温まる介護・心豊かな生活・心からの笑顔』をご利用者にご提供できるよう、日々取り組んでまいりたいと思います。

桒原 広美(くわばらひろみ)
㈱東日本福祉経営サービス
介護付き有料老人ホーム ル・レーヴ大宮北 
施設長

 

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