シニアの生活や外出をサポートする進化する福祉用具

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最新の福祉用具が揃う展示会

 最近、各地で開催されている福祉機器展や介護用品展では、以前にも増してシニアや障がいをお持ちの方を多く見掛けるようになりました。外へ出たくても出られない、移動が大変、人の迷惑になるかもしれないと外出を遠慮していた方々が外出するようになったのであれば、大変うれしいことです。これには都市や建物の「ユニバーサルデザイン」化や「ノーマライゼーション」の浸透も関係しているのかもしれません。ノーマライゼーションとは、シニアや障がい者と一緒に暮らす社会こそノーマルであり、動けなくなった、病気になったからといって、隔離や特別視しない社会にしようという考え方です。年を取ることや病気になることは、自然で当たり前なことなのです。
こうした時代の流れに合わせ、福祉用具や介護用品も驚くほど進化しています。介護ベッドやマットレス、車いす、歩行器などの福祉機器は各メーカーとも使う人の視点に立って知恵を絞り、最先端の技術を駆使して良いものを開発しています。紙オムツや介護用食品、栄養補助剤の種類も多くなってきました。従来は主にサイズや吸収量で比べていた紙オムツも、介護者や使う方の状態に合わせて選べますし、肌触りや動きやすさを改善した製品も出ています。
私たち福祉用具専門相談員は、一人ひとり違う身体状況や住環境に合った用具の選定ができるよう時代の流れをよく知って、常に知識や技能を向上させていく必要があります。自宅にこもりがちな方やご家族もぜひ1度、要介護認定の有無にかかわらず、こういった展示会に足を運んでみてはいかがでしょうか。困っていることや疑問には、どのブースの担当者も丁寧に答えてくれます。きっと何かいい発見がありますよ。

斎藤 豊男さん斎藤 豊男(さいとうとよお)
株式会社けんこうぷらん 代表取締役
福祉用具専門相談員 福祉住環境コーディネーター

 

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