インタビュー

輝く人106 ヨネスケさん

輝く人 ヨネスケさん

ストレスは大敵というけれど、それが長生きのコツかな
『突撃!隣の晩ごはん』でおなじみ、親しみやすいキャラクターで人気のヨネスケさん。
落語家を目指すまでの道のりを振り返るとともに、ヨネスケ流、健康の秘訣を教えていただきました。

卒業文集に書いた夢が現実になった

どんなお子さまでしたか?

 父親のいない家庭で4人兄弟の末っ子として育ちました。といっても一番上の姉は僕より20歳以上年上で、もっとも年の近い兄ですら9歳も離れていたので、一人っ子のようなものですね。兄弟げんかしながらワイワイ遊ぶということはありませんでした。だから、幼いころはいつも一人で近所の山や
川に出掛けて虫とりをしたり、ラジオで野球を聞いたり、野球ゲームを作って遊んだり、漫画を描いたりするのが定番だったかな。勉強は人並み以上。家庭環境が影響していたのか、親や先生の言うことをよく聞くいい子でしたよ。

落語家を目指したきっかけは?

 実は、小学校の卒業文集に「落語家になりたい」って書いているんですよ。当時、お笑いといえば落語で、食い入るようにラジオを聞いていましたからね。一時期、漫画家を夢見たこともありましたが、絵の上手なヤツは周りにたくさんいました。でも、落語をやっているヤツは1人もいなくて、これなら僕が1番になれると思ったんでしょうね。有言実行じゃないですが、それからは寝ても覚めても落語のことばかり考えていました。そして、高校卒業が近づき、いよいよ進路を決めなくてはならないというときに、家族や担任の先生に「落語家になる」と打ち明けたんです。そのときの微妙な空気感はいまでも忘れません。落語は娯楽の1つとしては人気でしたが、仕事として考えれば、水商売というマイナスのイメージがありましたから。でも周囲がざわついても、僕の思いが揺らぐことはありませんでした。

その強い意志が成功へとつながっていったんですね。

 幸い、落語界への第一歩はスムーズだったかもしれません。たまたま近所に住んでいたジャズベーシストの小野満先生が立川談志師匠と知り合いで、仲立ちをしてくれました。その縁で、高校卒業と同時に、桂米丸師匠のもとに弟子入りできたんです。もちろん、そうした縁がなかったとしても、僕はなんとかして落語界に入っていたと思いますよ。当時もいまも、僕には落語の道しか考えられませんからね。おかげさまで、現在は「ヨネスケ」の愛称で親しんでもらえるまでになりました。でも、成功したとは米粒ほどにも思っていませんよ。まだ足りない、もっと落語がうまくなりたい、と不安やプレッシャーにあおられながら、いまだ見えないゴールに向かって進んでいます。

朝のスムージーと好きな料理で健康管理

赤いジャケット姿がとてもダンディですね。その若々しさの秘訣を教えてください。

 健康には気を付けていて、朝のスムージーは欠かしません。ヨーグルトと黒酢、プチトマト、オレンジ、キウイ、赤パプリカ、青じそ、人参、小松菜などでミックスジュースを作って飲むことを3年以上続けています。正直、おいしいものではないので、薬だと思って、ね。でも、低カロリーで、抗酸化成分たっぷりの栄養満点ジュースを、朝ごはん代わりにすることで、中年太りは防げているんじゃないかな。

ご自身でよく料理もされると伺いました。

 ヨネスケというと、『突撃!隣の晩ごはん』で厚かましく他人様の料理をいただくイメージがあるようですが、プライベートの僕はそれとは正反対なんです。1人で外食もできないヘタレ(笑)。おいしそうな店を見つけても、連れがいなければ家に帰って食べたほうがいいって思っちゃう。それで、自炊を始めたら、すっかり料理にハマっちゃってね。野崎洋光先生と一緒に出版した『簡単だから毎日作れるシニアごはん』(世界文化社)がすごく役に立っています。僕の場合、料理すると心が「無」になって気分がリフレッシュするんです。落語の台詞を覚えることでヘトヘトになったとき、おいしい料理を作って食べると、疲れが一気にふっとびますね。それに、自炊すれば栄養バランスも考えられて健康的。料理をすることは体も脳も使うから、ボケ防止にもなると思っています。

そのほか、おすすめの健康法はありますか?

 一般にストレスは大敵というけれど、僕はそれが長生きのコツだと思っているんですよ。そもそも、落語家としての日々は不安の連続でストレスだらけ。技術的なことはもちろんですが、この年になると、体への不安も否めません。倒れたら落語できなくなっちゃうな、ってね。実際、舞台に上がっているときや、テレビに出ているときはアドレナリンが出て、体がしんどいと感じることはありませんが、終わったとたんにドッと疲労感に襲われます。とくに、僕は気管が弱いから本当に息苦しくなるんです。でも、つらいからと楽な道を選んでしまったら、逆に体が弱ってしまうでしょうね。だって、楽なことばかりしていたら刺激がなくてつまらないじゃない。ストレスや不安を感じるからこそ、それに負けまいと力がみなぎってくるんじゃないでしょうか。

ヨネスケ (よねすけ)
1948年4月15日生まれ。千葉県出身。1967年桂米丸氏に弟子入りし、高座名・桂米助で噺家デビュー。1981年真打ちに昇進、翌1982年には放送演芸大賞ホープ賞を受賞。1989年からは古舘プロジェクトに所属。「ヨネスケ」の名でタレント活動を開始し、『突撃!隣の晩ごはん』シリーズをはじめ、数々のバラエティに出演。さらには、ドラマや映画で俳優としての才能も発揮している。
フジテレビ系『直撃LIVE グッディ!』に木曜コメンテーターとして出演中

 

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