料理をしたことがない」という方も、料理研究家・鈴木邦子先生と一緒にチャレンジしてみませんか?
おふくろの料理教室「筍の炊き込みご飯」を作ってみよう!
白だしで作る、やさしい味の炊き込みご飯です。
材料:4~5人分
米 2合
筍 150g
油揚げ 1枚
[A]
砂糖・・・・・・大さじ1
醤油・・・・・・大さじ1
酒・・・・・・・大さじ2
みりん・・・・・大さじ2
白だし・・・・・大さじ4
和風顆粒だし・・小さじ1/2
[盛り付け用]
万能ねぎ・・・・・・適宜
1人分:380kcal
塩分:0.7g
調理時間:約1時間
作り方
1.筍は「いちょう切り」または「短冊切り」、油揚げは「短冊切り」、万能ねぎは「小口切り」にします。
2.[A]の調味料を合わせておきます。
3.研いで30分ほど吸水させた米を炊飯釜に入れ、2合の目盛りまで水を入れます。そこへ[A]の調味料を入れてかき混ぜます。
4.さらに筍と油揚げを入れて全体をよく混ぜてから、炊飯器にセットし、スイッチを入れます。
5.炊きあがったら、10分くらい蒸らしてから上下を返します。
6.お茶椀に盛り、万能ねぎをのせればできあがりです。
【ワンポイント】野菜の切り方
筍のいちょう切り
❶筍のなかほどから下部分を使います。筍を縦半分に切ります。
❷さらに縦半分に切り、向きを変えて右端から3~4㎜幅に切ります。
筍の短冊切り
❶筍を横に置いて半分に切り、根元の部分を使用します。
❷切り口を下に向け、右端から1㎝ほどの幅に切ります。
❸繊維に沿って1~2㎜幅に切ります。
油揚げの短冊切り
❶油揚げを横にして4等分に切ります。
❷向きを変え、端から5㎜くらいの幅に切っていきます。
【ワンポイント】おいしいご飯をわが家で炊く
米を品種で選ぶ
お米は品種によって食感や香りが異なります。自分はどんなご飯が好きなのか?いろいろと試してみましょう。もっちり、さっぱり、かためなど。品種は「コシヒカリ」、「ひとめぼれ」、「あきたこまち」などさまざまです。
自分に合った量を購入
購入する量が、とても重要です。米は「精米したて」が一番おいしいからです。精米から時間が経つと、おいしさが失われてしまいます。精米からあまり時間が経たないうちに「食べきれる量」を購入しましょう。
精米年月日と生産年を確認
袋入りの米には、必ず精米年月日、生産年が記されています。確認してから購入しましょう。
米を炊く(2合の場合)
❶米をはかるときは、1合(180㎖)の計量カップを使います。カップすり切りで2合分をはかり、ボウルにやさしく入れます。
❷最初の水は、やさしく注ぎ、かき混ぜたらすぐに捨てます。これは糠(ぬか)などの臭いを米が吸わないようにするためです。
❸ボウルの側面を使い、やさしく米同士をすり合わせながら「シャッシャッ」と、同じ方向に20回ほどかき混ぜて研ぎます。米が割れないよう、やさしく研ぎましょう。
❹研いだら、米をさわらずに水を3~4回入れ換えます。
❺米を炊飯釜に入れて、水を2合目盛りまで入れます。夏場は30分、冬場は1時間ほど置いて吸水させてから、炊飯器にセットしスイッチを入れて炊きます。
❻炊けたら10分ほど蒸らし、ふたを開けてご飯を上下に返し(天地返し)ながら空気を入れると、おいしいご飯になります。
鈴木 邦子(すずき くにこ)
理研究家。認知症予防講座講師。
東京練馬野菜ぎょうざプロジェクト委員。
ホームページにて「体にやさしい健康料理レシピ」2000品以上を紹介、毎日更新中。料理教室食育講座小学生&育メン&子育てママ講座講演会などを通して、食の大切さを楽しく明るく伝え続けている。著書「春夏秋冬の体にやさしいレシピ集」等
http://www5.plala.or.jp/ksunoffice/top.html
お知らせ 毎月第一日曜日 13時~16時 「体にやさしい健康料理」教室を開催しています。(練馬区勤労福祉会館にて)参加者は20代~80代の男女の皆様(男性の多い教室です)。 互いに教え、教えられ、楽しい雰囲気の教室です。 ご興味のある方は、下記へお問い合わせください。 ホームページにも詳細があります。 連絡先はサンオフィス Tel/Fax:03-3921-7317
練馬区民表彰(善行)に功労者として表彰 2015年12月19日、平成26年度練馬区民表彰(善行)表彰式にて、鈴木邦子さんが功労者として表彰されました。練馬区では、健康づくり促進活動などの長年にわたるボランティア活動や善行に努め、区民の模範となっている人を功労者と称えています。鈴木邦子さんが15年前に病後一人ではじめたラジオ体操は、現在では40~50人が参加するようになったそうです。
※次回の「おふくろの料理教室」は7月号に掲載予定です