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あなたは人生の終末期をどう生きたいですか?もしもに備えて 話し合う人生会議

もしもに備えて話し合う人生会議

身近な人との別れに42.5%が心残り

 大切な人との別れは、誰しも経験しているのではないでしょうか。今年の3月に厚生労働省が発表した「人生の最終段階における医療に関する意識調査 報告書」では、大切な人の死に対して心残りがあるかどうかをたずねたところ、42.5%の人が「心残りがある」と答えています。
 また、どうしていたら心残りがなかったかについては、「あらかじめ身近で大切な人と人生の最終段階について話し合えていたら」という回答がもっとも多くなっています。

いざというとき約70%の人は周囲に望みを伝えられず

 誰でも、いつでも、命に関わる大きなケガや病気をする可能性があります。命の危険が迫った状態になった場合、約70%の方は医療やケアを自分で決めたり、望みを人に伝えたりすることができなくなるといわれています。
 いざというときに自らが希望する医療・ケアを受けるためには事前に「どこで?」「どのような医療・ケアを望むか?」を自分自身で考え、大切なことや望んでいることを周囲の信頼する人たちと話し合い、共有することが重要です。
 自らが望む人生の最終段階における医療・ケアについて、前もって考え、医療・ケアチームなどと繰り返し話し合い共有する取り組みを「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」とよびます。
 ACPの普及啓発を目的に、ACPの愛称選定委員会を主催・設置した厚生労働省は、平成30年11月30日、ACPの愛称が「人生会議」に選定されたと公表しました。
 また、11月30日を「いい看取り・看取られ」として「人生会議の日」に定め、人生の最終段階における医療・ケアについて考える日としました。

家族の心の負担を軽くする人生会議

「人生会議」を持つことは、あなたに「もしも」のことがあったときに、信頼する人が、あなたの代わりに治療やケアについて難しい決断を迫られた際の重要な助けとなります。
 ただ、人によっては、このような事前の話し合いは必要ないと思うかもしれません。しかし、万が一、自分の気持ちを話せなくなった際は、「人生会議」が心の声を伝えられるかけがえのないものとなり、家族や友人の心の負担を軽くすることでしょう。関わりのある医療・介護専門スタッフにも情報を共有しておけば、もしものときに望んだ医療・ケアを受けられる可能性が高くなります。
 まずはステップ1(下図)として、「あなたが大切にしていることは何か?」を考えることから始めてみてはいかがでしょうか。

富澤 政信さん富澤 政信(とみざわ まさのぶ)
㈱ケアサービス 常務取締役
経済産業省「ライフエンディングステージ創出」委員

 

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