特集

年を重ね経験を積んだ今だからこそできる自分を輝かせる生き方③

自分を輝かせる生き方

手芸が趣味の1つである斉藤俊子さんは、その技術を活かそうと、さいたま市にあるBABA lab(ババラボ)さいたま工房というコミュニティで活動しています。参加のきっかけや、BABA lab さいたま工房での働き方について伺いました。
「ここへ来るのがとても楽しい」と言う斉藤俊子さん。趣味の手芸を活かしBABA lab さいたま工房で活躍中。

Chapter 03 人との交流で生活にハリが生まれる

再び外で活動してもらいたいと娘さんの勧めで参加

 結婚して一男一女に恵まれた斉藤俊子さんは、子育てが一段落してからパートとして働き始めました。勤務は毎朝6時からと早い時間帯でしたが、隣町まで車で通い、70歳過ぎまで勤めました。
 そんな活動的な斉藤さんがパートを辞めた後、何か趣味になることをしたいと始めたのが手芸です。持ち前の器用さと根気強さを活かし、ブローチをはじめいろいろなアクセサリーを作るようになりました。
 そして5年ほどが経ったころ、さいたま市にBABA lab(ババラボ)さいたま工房というコミュニティがあることを、娘さんがテレビで知ります。家に居ることが多くなった斉藤さんに再び外で活動してもらいたいと、娘さんはBABA lab さいたま工房へ見学に行くことを勧めました。
 斉藤さん自身も「面白そうだ」と思い、昨年の暮れに訪問。するとスタッフの方たちが快く対応してくれるなど素敵な雰囲気にひかれ、その日のうちに通うことを決めました。今年の1月からはBABA lab さいたま工房で働きはじめ、オープンしている火・水・金に、のびのびと活動しています。

「傍(はた)」を「楽(らく)」にする存在でありたい

 人生100年といわれる時代。定年や子育てを終えたあとも十分な時間があり、いかにその時間を有意義に暮らすかが、私たちの大きな課題となっています。
 年を取ると誰しも、できないことが増えていくかもしれません。しかし、それでもできることはたくさんあります。年を重ねるごとに自分らしく働き、いきいきと暮らし続けるためのヒントを見つけ、発信する。ただ単に「働く」のではなく、「傍(はた)を楽(らく)にできる」ような、社会で役立つ存在になる。そうしたコンセプトのもと、BABA lab さいたま工房は2011年に誕生しました。現在では小さな子どもを連れたお母さんから、子育てを卒業した人まで、幅広い世代の女性が約50名登録し、常時20名ほどが働いています。
 BABA lab さいたま工房の主な活動は、おばあさん世代のアイデアを活かし、「孫育てグッズ」などの商品を企画・製造することです。なかでもヒット商品となっているのが、「抱っこふとん」。ネット通販だけでなく百貨店でも販売しているこの商品は、まだ首のすわらない赤ちゃんの抱っこが楽になる、疲れないと好評です。
 BABA lab さいたま工房の活動はボランティアではなく、担当した業務内容により1商品当たり数百円と、働く人たちに報酬が支払われることがポイントです。2017年には岐阜県に「BABA lab ぎふいけだ工房」も開設され、その活動範囲は徐々に広がっています。

人と関わることでハツラツとした毎日に

 斉藤さんはBABA lab さいたま工房の良いところを、週3日の稼働なので無理なく続けられること、1日の勤務時間を自由に選べること、と言います。斉藤さんの場合、朝10時から4時間ほど働きます。電車とバスを乗り継ぎ、「毎回行くのが楽しみ」と話します。
 有意義な時間が過ごせる理由は、手芸の技術を仕事に活かせるだけでなく、幅広い世代の人とふれ合える点にもあるようです。お昼には、お弁当を食べながら若いお母さんたちに「おいしいレシピ」を教えてもらったり、斉藤さんが得意料理の作り方をアドバイスしたりと、会話を楽しみながら和気あいあいと過ごします。また、小さな子どもたちの遊び相手になるなど、多くの人と関わることが喜びになっている様子です。
 BABA lab さいたま工房を勧めてくれた娘さんには、「お母さん、最近ハツラツとして、何だかうれしそう」と言われるそう。外に出ていろいろな人たちと交流することで、家の中で過ごすだけでは得られない生活のハリが生まれるのでしょう。
 現在は製品作りの下準備を担当していますが、今後はほかにもできることを任せてもらって、可能な限り長く働き続けたい、と斉藤さんは話します。
 毎日に潤いを感じる元気なシニアが増えれば、日本の社会はもっと元気になっていくのかもしれません。

【問】BABA lab さいたま工房
住所 / さいたま市南区鹿手袋7-3-19 電話 / 048-799-3214 
通販サイト / http://baba-lab.shop-pro.jp
 

 

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