特集

1年の締めくくりに実践したいモノと心の整理術

「片付け」は、生活を快適に過ごすための「暮らしの整理」だけではなく、今は終活における「人生の整理」という側面も持っています。
この機会に、モノと心の整理を始めてみませんか?

読者ハガキにも要望多数 モノの整理法を教えて!

 モノを大切にしてきたシニア世代はモノを捨てることに抵抗感のある人が多く、「モノで溢れ返った部屋を整理できない」という声をよく聞きます。
 また一人暮らしの場合、自分が亡くなった後に残るモノに対して不安を抱く人も少なくありません。
 読者からも「親の遺品整理に苦労しました。自分の子どもには同じ思いをさせたくないので、何か良い対策があれば教えてください」という声が多数寄せられています。
 そこで今月は、モノと上手に付き合うためのコツや、整理上手になるための考え方、そして身近なリサイクルショップを活用する整理術などを特集します。
 モノで溢れる暮らしにケジメをつけて、スッキリとした気持ちで新しい年を迎えましょう。

辰巳さん直伝 モノの整理で人生を輝かせるシンプルマインド

世は片付けブームです。
このブームのきっかけとなった書籍『「捨てる!」技術』の著者であり、暮らしのスペシャリストとして活躍する辰巳渚さんに、片付けの極意を伺いました。

辰巳渚さん●お話を伺った方 辰巳 渚(たつみなぎさ)さん
生活哲学家 文筆家
お茶の水女子大学文教育学部卒業。ベストセラーの『「捨てる!」技術』をはじめ著書多数。2009年より「家事塾」を主宰、家事セラピストを300人養成。2016 年から、女性の生活の経験を活かした「地域のお世話役」を育成する「生活・地域ファシリテーター」育成事業を、自らが代表理事を務める「生活哲学学会」と星槎大学との連携でスタート。人生100年時代の、新しい生き方・働き方への提言を続けている。

12月の片づけは自分を見つめ直す機会

 モノが溢れる今の時代。モノを大切にする人ほどモノに振り回され、暮らしを圧迫する状況に陥りやすいようです。辰巳さんの著書『「捨てる!」技術』が注目された2000年当時、片付けの主流は「整理」や「収納」でした。そんな中、「捨てる」という手段が世間に受け入れられたことで、「不要なモノを捨て、スッキリした暮らしを手に入れよう」という新たな片付けの考え方が誕生したのです。それが今は、「片付けなければ」「捨てなければ」という風潮が広がり、負担に感じる人が増えている、と辰巳さんは言います。
 12月の大掃除をきっかけに家全体を整理しようと意気込むのではなく、モノ1つひとつと向き合うことから始めると、大切なモノといらないモノが見えてくるという辰巳さんからのアドバイスです。
「モノには、人それぞれの人生の価値観が反映されています。整理する上での捨てるという行為は、誰もが迷うことです。「片付けに正解はない」というのが私の持論です。捨てることや片付けることに捉われ過ぎず、モノと素直に向き合うことで必要なモノと、そうではないモノに自然と気付くはずです。過去も大切ですが、「今とこれからを豊かにするモノかどうか」を重視してみましょう。12月の大掃除とモノの整理を一度にやるのは大変なので、別々に少しずつやる余裕も必要です。とはいえ、今年1年を振り返るきっかけや、自分自身を見つめ直すことにもつながるので、12月がモノと心の整理に最適な時期であることは確かです」。

辰巳さん流 生前整理にも役立つ!片付け10カ条


 モノと向き合うのは、自分と向き合うということ。
「いつか」ではなく「いま」実践することで、人生が輝き始めるかもしれません。

生前整理が家族とのコミュニケーションに

 家族に負担を掛けたくないと、元気なうちに「生前整理」や「老前整理」を進んで行う人が増えています。一方で、「いつか片付けるから大丈夫」と考える人も多く、遺品整理のトラブルなど「いつか」では片付けられない問題も発生しています。人は片付けをしなくても生きていけます。それでも、整理することでモノと向き合い、自分と向き合うことができ、家族や周囲の人たちとのコミュニケーションが確立すると辰巳さんは推奨します。そこで「いつか」ではなく、「いま」実践するための辰巳さん流「人生を輝かせる片付け10カ条」を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。この機会に家族で一度話し合い、考えてみませんか。

楽してお得に!リサイクルショップ活用術


 タンスの肥やしになっている「捨てるにはもったいない」というモノもリサイクルショップを活用すれば、また誰かの役に立つかもしれません。そして、ちょっとしたお小遣いにもなります。

本やCDだけじゃないブックオフの買い取り

 自分はもう使わないけれど、捨てるにはもったいないからと部屋中がモノで溢れかえっている、という人は多いようです。
 そこで、賢く利用したいのが近年の片づけブームに乗って増えているリサイクルショップです。
「本を売るなら」のCMでお馴染みの「ブックオフ」では、本やCDはもちろん、アパレルやブランド品、スポーツ用品、ベビー用品など家庭で使われなくなったさまざまなモノを買い取り、店舗販売しています。
 ブックオフコーポレーション㈱の広報・小湊貴治さんは、「店舗は47都道府県全てにあり、規模や取扱品などにより3タイプの店舗で展開しています。例えば「ブックオフスーパーバザー」では、家具や家電、スポーツ用品、洋服、ブランド品などありとあらゆるモノを取り扱っています。シニアのお客さまは売るだけではなく、退職後ゴルフを再開したいけれどゴルフクラブを新品で揃えるのは負担が大きいので、まずは手頃な中古を購入して腕ならしをしたい、という方などにご利用いただいています。また、店内を見て回るだけでも一日中楽しめて飽きることがない、というお客さまもいらっしゃいます。貴金属の買い取りも行っており、毎日の相場に合わせて適正価格を設定しています。ブランド品などで傷があって値段がつくかどうか心配なときも、まずはお気軽にご相談いただければと思います」と話します。

重いモノも自宅にいながららくらく買い取りサービス


リサイクルショップが近くにない、重いモノ、大きなモノをお店まで運べないという方には、自宅で手軽に利用できる買い取りサービスがお勧めです。

誰でも簡単!ブックオフの自宅買取

「数が多いと重くなる本やCDをまとめて処分したいときは宅配買取が、大きな家具やスポーツ用品などは出張買取がお勧めです。店舗の出張買取サービスは、基本的にその場で査定を行いますが、正確な査定のために品物を一旦お引き取りする場合もあります。査定額は後日お知らせしますが、査定額にご納得いただけない場合は、品物をお戻しすることも可能です。傷みで価格が付けられない本などは再生紙として、一部、レジ袋など自社でリサイクル活用しています。自分では不要と思っていても、それを必要としている人がいるかもしれません。まずはお気軽にご相談いただければと思います」と小湊さんは言います。
 地域に根ざし、お客さまとの信頼関係を大切にしているという同社。不用品回収と称して貴重品を安値で強引に買い叩く「押し買い」と呼ばれる業者がいる一方、安心して任せられるお店が近くにあるのは心強いことです。

■BOOK OFFお客さま相談窓口
 TEL:0570-01-2902(無休10:00~18:30)
 ※PHS、一部のIP電話からは045-326-0497


 

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