健康・お金・生活

転ばぬ先の杖で介護予防 福祉用具で生活が安全快適に

「足が上がらなくなってきた」と感じたら、転ぶ危険性が高くなってきたサインです。転倒・骨折から要介護となるケースが増えています。
転ばぬ先の杖として、お住まいの介護保険課窓口や地域包括支援センターにぜひご相談ください。

「足が上がらない」は転倒の危険性あり

 転倒による骨折から要介護となるのはよくあることです。
 先日も、玄関の上がり框(かまち)で転倒したことがきっかけで、介護保険の申請手続きを行った一人住まいの年配女性をご紹介いただきました。申請の結果、要介護1の認定となり、玄関の上がり框用の手すりを貸与で取り付けることになりました。
 手すりを取り付けた後、「こんなに良いものがあったのなら、転倒しなくてすんだのに……」という彼女の言葉が印象的でした。
 2013年の厚生労働省の調査によれば、要介護になる原因は脳血管疾患(脳卒中)が最も多く18・5%、次いで認知症15・8%、高齢による衰弱(筋力低下)13・4%、転倒・骨折11・8%、関節疾患10・9%と続きます。この5項目だけで要介護原因のおよそ7割を占めています。転倒・骨折は、要介護の原因の第4位に上がっています。
介護が必要となった主な原因

少しずつ進む筋力低下には自覚が必要

 特に女性の場合、筋力低下や転倒・骨折の割合が高い傾向にあります。転倒を繰り返したり、骨折・入院したりして初めてご相談をいただくケースが依然として多いのですが、ご高齢の方が骨折・入院した場合、寝たきりのきっかけにもなる大きな問題です。寝たままで過ごすことになる入院生活は、筋力低下を一気に進めてしまいます。場合によっては、入院から1週間もしないうちに立ち上がれなくなる方もいらっしゃいます。
 多くの場合、筋力低下や病気は少しずつ進行していきますから、ご本人やご家族も「年を取ったのだから仕方がない」と、不便さや危険性をあまり感じておられない方が多いようです。生活に困ることや転倒・転落の危険性が多少あっても、住み慣れた環境や生活パターンを変えたくない、変える必要はない、と思っていらっしゃるのかもしれません。
 しかし、「動きが遅くなってきた」「足が上がらなくなってきた」と感じたら、それは生活する上で「転倒の危険性が増した」サインです。ぜひ早めにお住まいの介護保険課窓口や地域包括支援センター、居宅介護支援事業所などにご相談ください。
 地域包括支援センターでは、介護が必要となる危険性の高い人に対して、自立して生活できるよう介護保険や市町村が実施している介護予防プログラムを紹介するなどの支援をしています。
 また介護保険の申請を行い要支援または要介護の認定を受けた場合、保険適用の対象となる福祉用具を、1割〜2割の費用負担でレンタルまたは購入することができます。
「転ばぬ先の杖」として、介護保険制度をぜひ活用していただきたいと思います。

転ばぬ先の杖で介護予防

転ばぬ先の杖で介護予防 弊社では福祉用具のレンタル、販売、住宅改修を行っておりますが、営利企業ですから適正な利益がなければ、継続して良いサービスをご提供することができません。サービスのご提供やご提案は、時として「売上や利益のためのセールストーク」と受け取られてしまいがちですが、決してそうではありません。弊社だけではなく、介護にかかわるサービス事業者は、その方に必要と思われる情報やサービスの提供が基本と考えております。私たちからのご提案を、前向きにとらえていただけるとありがたく思います。
 物にもよりますが、無料でデモンストレーションできる製品もあります。お気軽にお問い合わせいただければと思います。
 当たり前のことですが、サービスの利用については、ご利用者とそのご家族の意思が尊重されます。不要と思われるものは「いらない」と、遠慮なくおっしゃっていただければ良いのです。気を使う必要は全くありませんので、ご安心の上、ご相談ください。

斉藤豊男さん斎藤 豊男(さいとうとよお)
株式会社けんこうぷらん 代表取締役
福祉用具専門相談員 
福祉住環境コーディネーター

 

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