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歯磨きで体の健康を守る正しいケアで歯周病予防

痛みが出るまで気付きにくいお口の病気。
しかし虫歯や歯周病は、磨き残した細菌が原因で少しずつ進行します。特に歯周病は、全身の健康を左右する怖い病気です。
日々の正しいケアで歯周病を予防しましょう。

食後30分で磨く習慣を

一般に食べかすと思われがちな「歯垢(しこう)」ですが、その正体は「細菌のかたまり」です。歯に取り付いた細菌は、食べかすに含まれる糖を栄養分として増殖し、虫歯や歯周病の原因となります。
 特に歯周病は、お口の中だけではなく全身の健康に関わることが近年、多くの研究から明らかとなっています。お口から気管や血管を介して体内に入り込んだ歯周病菌は、心臓疾患や肺炎の原因になったり、糖尿病や認知症リスクを高めたりするなど、全身のさまざまな病気に影響を与えるのです。
 しかし毎日の歯磨きを正しく行って口腔内の細菌の増殖を抑えれば、虫歯や歯周病を予防することができます。
 歯垢は放っておけば数日〜数週間で歯石(しせき)となり歯ブラシでは取れなくなりますが、やわらかくネバネバしているうちであれば、歯ブラシで除去できます。食後30分前後の歯磨きを習慣化しましょう。
 また就寝中のお口の中は、唾液の分泌量が低下するため細菌が増殖しやすい環境になります。就寝前の歯磨きで、歯垢・食べかす・糖分を含む飲み物の残りなどを除去するようにしましょう。
 それでは次に、歯ブラシの選び方や正しい磨き方について具体的にお伝えしたいと思います。日々の丁寧な歯磨きで、細菌が原因になっているお口の病気から体を守り、健康な毎日をおくりましょう。

【歯ブラシの選び方】

●毛先の幅は、上の前歯2本分くらいが良いとされています。奥歯をしっかりと磨きたい方は、小さめの幅がお勧めです。
●素材は、通気性と弾力性に優れたナイロンが良いでしょう。
●かたさは、歯ぐきが健康な方であれば「普通」を、弱っている方であれば「やわらかめ」を選ぶのがお勧めです。
●毛先と持ち手は、真っすぐなタイプを選びましょう。毛先に凹凸があるタイプは、歯と毛先の凹凸を合わせるのが難しく、細菌の除去力が低下する場合があります。

【歯ブラシの交換時期】

●広がった場合はその都度交換し、広がらない場合でも1カ月を目安に取り替えましょう。

【歯ブラシの持ち方】

●歯ブラシを親指と人差し指で持ち、中指・薬指・小指は添えるだけにして、鉛筆を持つように優しく持ちます。
歯ブラシの持ち方

【磨き方の基本】

●毛先は歯面に対して真っすぐに当て、歯と歯の間、歯と歯茎の境目にもきちんと当てます。
磨き方の基本
●歯ブラシの毛先が広がらないよう優しく動かしてください。強さとしては、歯面に対して150g~200g程度の圧です。強さがよくわからないときは、秤に歯ブラシの毛先を押し当ててみると、強さを量ることができます。
●5㎜~10㎜の幅で、歯を1本~2本ずつ磨きます。毛先を小刻みに動かしましょう。
磨き方の基本

【効果的な磨き方】

●奥歯を磨くときは口は大きく開けず半開きの状態で歯ブラシを奥歯に当てましょう。
●でこぼこした歯並びは前歯が凹凸している方は、歯ブラシを縦に使い毛先を上下に動かし、1本ずつ磨きましょう。
●背が低い奥歯は歯ブラシを斜め横から入れて磨きます。この時、口を半開きにして、頬が突っ張らないようにすると良いでしょう。
●歯と歯茎の境目は歯ぐきに対して歯ブラシを45度の角度で当て、毛先を細かく振動させるように動かしましょう。この時、毛先にかかる圧が強過ぎると、歯ぐきを傷める原因になりますので注意しましょう。
効果的な磨き方
●歯と歯の間は歯磨きの後に、デンタルフロスや歯間ブラシを使うと歯垢の除去率が上がります。
●舌も忘れずに舌は1日1回、専用ブラシを使用し「あっかんべー」のように舌を出し、舌の奥から舌先へブラシを動かしましょう。

【歯磨きの時間】

磨き方の時間
●3~5分程度で磨きます。あまり長い時間磨いてしまうと歯や歯ぐきを傷つけたり、歯を摩耗させたりして知覚過敏の原因にもなります。優しく適度な時間での歯ブラシタイムを心掛けましょう。

 

柏木育美さん柏木 育美(かしわぎいくみ)
医療法人社団高輪会 歯科衛生士
医療法人社団高輪会(いりょうほうじんしゃだんたかなわかい)故深井眞樹(歯学博士)により昭和54年に日本歯科医療教育発祥の地、東京都港区は高輪に第一号の診療所を開院、昭和62年7月に医療法人社団高輪会設立。平成5年訪問部門を立ち上げ、日本で初めて組織的に歯科訪問診療を開始。訪問歯科診療のパイオニアとして、日々変化し続ける歯科医療現場において、最新の技術・知識を持てるよう教育に力を入れ、北海道から九州まで診療所を展開。理事長 相浦洲吉

 

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