コラム

【最終回】今だからこそわかること、できることがある 老いには夢がある⑫

「性格の不一致」で離婚する、仕事を離れるなどの話はよく聴きますが、私にとってはそれこそが、いろいろな場面で素晴しい発想が生まれる源だと考えています。
性格の不一致は「宝物」です。

夫婦の性格の不一致は「財産」

 自分たちは性格が同じだ、とすぐに答えられる夫婦がどれだけいることでしょう。夫婦は、性格が不一致であればあるほどあらゆる視点での話し合いができ、素晴らしい結果を得ることができると思いませんか。
 私たち夫婦は、よく議論し喧嘩もします。結婚するまで長年全く違う環境で成長し、仕事をして、過去を過ごしてきたのです。むしろ性格が一致している方が、おかしいとさえ思えます。
 たとえ議論や喧嘩をしても、最低限のルールを守る、相手のこころを傷つけない、お互いが尊敬し合うことが大切です。そして2人の将来に向けて、方向性と目的が一致していることが最も大切であり、目的が同じであれば、意見の相違こそが幅広い議論となり、素晴らしい答えを導き出すことができると思っています。そうすれば結果として、お互いに協力できる関係が築かれ、夫婦の財産となるのではないでしょうか。

親族内の性格の不一致は「思いやりのこころ」を培う

 家族といえども、当然性格は同じではありません。意見が食い違ってもそのままやり過ごす者もいれば、相違を正すために自分の意見を主張する者も。私は後者で、よくもめました。
 自分の家族でも相違があるのですから、それが妻の家族ともなれば当然に意見の違いが出てきます。それを上手にとりなすのが、夫婦の思いやりといえるのかもしれません。
 私が自分の家族ともめたときは、妻が行司役でうまくまとめてくれますし、妻のときは私がその役目です。これも性格が不一致だからこそできること。夫婦が全く同じ考えでしたら、行司役は務まりません。性格の不一致、バンザイです。
 意見や考え方が違うのは厄介ごとではなく、むしろ新しい発見や多角的な視点に気付けるチャンスです。
 皆が皆、性格的に一致するという社会は恐ろしいと思いませんか?無理やりに性格が一致しているように見せかける世の中やグループは危険です。
 たくさんの意見を総合して、広い視野で将来を見据えていきたいものです。

 

岡島貞雄さん岡島貞雄(おかじまさだお)
シニアライフアドバイザー
ふるさとひょうご創生塾(6期生)
高齢者・認知症・老人施設・こころの問題等々の相談、成年後見制度普及活動に取り組む

 

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