特集

肌老化の進み方が変わる!今からでも間に合うエイジングケア

肌の調子が悪いのは年のせい」とあきらめていませんか?お肌には、その時々の健康状態が現れやすいもの。
お肌の老化も体の老化も、お手入れ方法や生活習慣の改善で遅らせることができます。
今の季節は、エアコンや紫外線などでお肌の老化が進みやすくなっています。
この機会に老化を防ぐ肌対策、はじめてみませんか?

肌老化は遅らせることができる

老化には、自然老化という誰にも避けられない部分もありますが、それだけでなく、さまざまな外的要因で引き起こされる老化もあるのをご存知ですか? 例えば、不規則な生活習慣や暴飲暴食、運動不足、過度なストレスなどで、老化の進み方はぐっと早くなります。体の老化が進めば進むほど、いろいろな病気を起こしやすくもなります。
 肌の老化も同じです。加齢により肌のバリア機能が低下したり、保湿する力が弱くなったりはしますが、お手入れ方法や生活習慣を見直すことで、老化自体を遅らせることはできるのです。
 肌が老化する原因のおよそ65%は紫外線です。長年、紫外線を繰り返し浴びることでメラニンを増やしシミを作ります。真皮まで到達した紫外線の影響は、肌のハリを保つコラーゲンを変性・劣化させ、お肌の弾力を少しづつ奪っていきます。またコラーゲンの減少は、シワの原因にもなってしまいます。
 そして今の季節は特に、エアコンによる乾燥や血行不良も問題です。血行が悪くなれば肌に十分な酸素と栄養が届きにくくなり、老廃物が溜まってしまいます。その結果、肌のターンオーバー(生まれ変わり)が妨げられ、肌老化が加速してしまうのです。
 さらに活性酸素も見逃せない肌老化の原因です。本来はウイルスなどの外敵から私たちの体を守ってくれている活性酸素ですが、増えすぎると細胞を傷つける原因になります。体には活性酸素を除去する仕組みが元々備わっていますが、30代以降はこの抗酸化力が低下し、活性酸素が増えやすくなっていきます。また活性酸素は、紫外線の浴び過ぎや過度の有酸素運動などによっても大量発生し、これが肌細胞を酸化させてシミやシワの原因となってしまうのです。
 肌の老化は遅らせることができます。年のせいとあきらめず、肌老化の原因と正しいケア方法を知って、今日からお肌のエイジングケアを始めましょう。

「4つの肌トラブル」とは?

シニア世代が抱える肌老化のお悩みで多いのが、シミ、シワ・たるみ、毛穴、乾燥です。そこで、これらの予防と対策について、よしき皮膚科クリニック銀座・院長の吉木伸子先生に教えていただきました。

シミ

シミの原因は、何といっても紫外線です。加齢に伴い増えるシミの多くは日光黒子(老人性色素斑)です。これを防ぐには夏の間だけではなく通年の紫外線対策を心掛けましょう。長年、紫外線対策に気を付けている人たちは、同年代の人より若く見えることが多いようです。長時間の外出前には、男性は日焼け止め、女性はパウダーファンデーションをしっかりと塗って。パウダーの粉の成分が紫外線をはね返し、日焼け止めと同様の効果を発揮します。UV加工が施された日傘や帽子、サングラス、手袋も有効です。できてしまったシミには、美白効果のあるビタミンCを多く含む食材が効果的です。ただし、ホルモンバランスやストレスが影響してできるシミもあります。気になるときは皮膚科医に相談しましょう。適度な日光浴は皮膚のビタミンD生成を助け、骨粗しょう症の予防になりますが、日光の浴び過ぎには注意したいものですね。

シミの原因

乾燥

お肌の乾燥肌の水分の源は化粧水ではありません。肌の水分を守っているのはセラミドという保湿物質で、セラミドが減ると肌は水分を保てなくなり乾燥しやすくなります。肌の水分は、実は体の中から無限に湧き上がってくるもの。そのため肌を潤すためには、水を飲んだり化粧水をたっぷりつけるのではなく、セラミド配合の美容液やクリームでセラミドを補って水分の蒸発を防ぎましょう。また、強すぎるクレンジングはセラミドを奪ってしまうので、オイルなどではなく、優しいクリームタイプを選び、穏やかに行いましょう。

毛穴

毛穴が開いているタイプは、主に遺伝による肌質が原因で、脂っぽいものの食べ過ぎや不規則な生活がもとで悪化することがあります。触るとザラザラするタイプの毛穴は、皮脂と角質が混じり合い毛穴の出口が詰まっているのが原因です。角質のたんぱく質を分解する酵素洗顔料が有効です。頬の毛穴が縦長に開いてたるんでいるタイプは、加齢による真皮のコラーゲン減少が関係しています。このタイプには、ビタミンC誘導体、ナイアシン(ビタミンB3)配合の基礎化粧品を使います。

シワ・たるみ

シワやたるみの最大の原因は、紫外線や加齢の影響で、肌を構成している組織コラーゲンとエラスチンが減ってしまうこと。予防としては、紫外線対策をしっかりすることと、コラーゲンの生成を促す成分の入った基礎化粧品を取り入れることです。効果が期待できるのは、ビタミンC誘導体、ナイアシン(ビタミンB3)、レチノール(ビタミンA)などの成分で、これらが真皮の奥まで浸透し、コラーゲンの生成を促します。

お肌の老化を加速させないエイジングケア

せっかくのお手入れも肌に負担のかかる方法では、肌老化を加速させてしまいます。
肌老化を加速させないためのエイジングケアを、吉木先生に紹介していただきます。

吉木伸子さん吉木伸子(よしき・のぶこ)
横浜市立大学医学部卒業後、皮膚科医として慶応義塾大学病院や浦和市立病院(現さいたま市立病院)などへの勤務を経て、平成10年によしき皮膚科クリニック銀座を開業。テレビや雑誌などの出演も多く、『噂の女医がこっそり教える女の不調が消える本』『今さら聞けないスキンケアの正解』などベストセラー著書も多数。

肌老化を加速させない洗顔法、ありますか?

 基本は朝晩のせっけん洗いです。界面活性剤などを含む洗顔料より、洗うことだけを目的としたシンプルな固形せっけんが無難です。皮脂を取らないように弱い洗顔料で洗ったり、朝は水だけで洗顔を済ませたりといった方法は間違いです。毛穴の開きやシワを予防するためは、皮脂をしっかりと落とすこと。せっけんをよく泡立ててTゾーンから洗い始め、泡をUゾーンに広げたら、手にすくったぬるめのお湯に、顔をつけるようにしてすすぎましょう。

洗顔方法

いろいろな種類があるクレンジング剤。その選び方は?

 クレンジングは、クリームかジェルタイプを選びましょう。オイルやリキッド、シートタイプは洗浄力は高いのですが、その分、刺激が強いので避けて。クレンジング剤はたっぷり使い、すすぎまでの時間は40秒以内を目安にしましょう。すすぐ時は、決してこすらないこともポイント。クレンジングのし過ぎで肌に潤いを蓄えるセラミドが奪われて、乾燥肌になっているケースが目立ちます。クレンジングと洗顔のW洗顔が基本なので、クレンジングの段階ではメイクは6割程度落ちていればOKです。

メイクが落ちる仕組み

夏後のダメージを受けた肌。効果的なスキンケアは?

 まずは保湿です。保湿にはセラミドやヒアルロン酸などの保湿成分を含む美容液やクリームがベスト。コットンではなく、手で押さえるようにしてつけましょう。始めにUゾーンからつけ、残った分をTゾーンにも少し広げていくという手順で行います。15分ほど経つと自分の皮脂と化粧品が混じり合い、潤いのベールが完成します。この後メイクをすれば、時間が経ってもエアコンに当たっても乾燥することはありません。

化粧水や美容液のつけ方

肌老化を加速させないために、他にできるケアはありますか?

 睡眠不足やストレスは体にも不調をきたしますが、細胞を傷つける活性酸素を過剰に発生させます。夜は12時までに就寝して、1日6時間は睡眠を取りましょう。睡眠不足の肌はセラミドが失われ、乾燥して荒れやすく、敏感になってしまいます。食事に関しては、小松菜やブロッコリーなど、抗酸化力を持つ緑黄色野菜を取るように心掛けましょう。

 

関連記事

  1. 防災脳で「もしも」に備える命を守る食と住まい
  2. おひとりさま必見!転ばぬ先の生活サポート【保存版】
  3. 顔のシワ・たるみは頭がい骨の老化が原因だった!若さを保つ「骨ケア…
  4. 少ない負担で大きな運動効果!水中ウォーキング
  5. ゆったりのんびり行きたい シニアの旅
  6. 筋肉量が健康のカギ!健康寿命を延ばす筋肉トレーニング
  7. 今すぐ始めたい!家庭でできる認知症予防
  8. いざというときに慌てない!知っておきたい 介護保険制度のキホン
ゴールデンライフ送付希望の方
読者プレゼント応募方法
脳トレ・脳レク応募申込
脳トレダンス動画
ゴールデンライフ広告掲載

ピックアップ記事

  1. 2018年1月号ゴールデンライフ
  2. 若 若 & 噛 む 噛 む
  3. photoスケッチ50
PAGE TOP