健康・お金・生活

脱水が引き起こす「怖い病気」

熱中症は命にかかわる病気です。そこには体の水分不足「脱水」が潜んでいます。
しかし、体の水分不足によって起こる病気で怖いのは、熱中症だけではありませんでした。

水分不足が大きな病気を起こす

 皆さんは、1日あたりに体から排出されている水分量がどれくらいか、ご存知でしょうか?
日々の生活では尿や便、汗などで1日あたりおよそ2ℓ~2・5ℓの水分が体から排出されています。すなわち毎日の水分補給で必要な量は、2ℓ以上になるわけです。
 それでは1日に2ℓ~2・5ℓもの水分を、どうやって摂取していくのでしょうか?
 私たちは日々の食事からも水分補給しており、それが1ℓ前後といわれています。ですから食事以外の飲み物などで必要となる水分摂取量は、1・5ℓ以上となります(※)。 
※水分摂取に制限がある心臓や腎臓に病気をお持ちの方はこの限りではありません。

 もし日々の水分摂取量が足りないと、どうなるでしょうか?体を循環する水分量が足りなくなると、血液濃度が高くなり、血液がドロドロになります。そうなると血液循環が悪くなり、脳梗塞(のうこうそく)や心筋梗塞(しんきんこうそく)につながります。つまり水分摂取の不足は、熱中症(脱水症)以外にも大きな病気を引き起こしてしまうのです。他にも便秘や皮膚の乾燥、発熱などが起こることもあります。

高齢になると喉の渇きに気付きにくい

それでは毎日1・5ℓ以上の水分を、どうやって補給すればいいのでしょうか?高齢になってくると喉の渇きを自覚しにくくなるため、意識的に、こまめに水分摂取を心掛けることが望ましいといわれています。また、1度にたくさん摂取すれば良いというものではありません。そして同じ飲み物ばかりでは飽きてしまいます。
時には違う飲み物やゼリーなどで、味や色を変えて楽しむのも良いでしょう。
 ひと言で水分摂取といっても、認知症ケアにも取り入れられているほど大切なケアの1つです。ご高齢者に水分を摂っていただくためには「どうすればいいのか?」飲んでいただくための技術も考えながら、今後もケアにあたりたいと思います。

殖栗英昭さん殖栗英昭(うえぐりひであき)
㈱東日本福祉経営サービス
介護付有料老人ホーム ハートフルケア見附 介護リーダー
 

 

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