特集

100号を振り返るゴールデンライフ座談会

ゴールデンライフ座談会

おかげさまでゴールデンライフは創刊100号を迎えました。読者の皆さまと創刊号からこれまでの軌跡を振り返り、制作スタッフが座談会形式でこれからについてを語り合います。人生100年時代に向けた、新生ゴールデンライフの誕生へ。

「黄金のように輝く人生を」2010年9月に創刊

 総発行部数1000万部近く。表紙を飾った著名人の数、50人以上。皆さまからいただいたハガキや手紙の数、4万通以上。無料の紙メディアが多くの方に支持され、8年以上にわたり発行を継続できた理由として、皆さまからの温かいご支援があったのはもちろんのこと、総編集長である今井敏義の「大人世代を元気にしたい」という思いが根底にあります。
 今井自身が両親の介護を通じて、「介護に必要な情報が集まらない」「必要な情報が何かさえもわからなかった」ことから、必要な情報を見極めて自ら発信しよう
と決意し、誕生したのが「ゴールデンライフ」です。「超高齢社会」に向けた、将来への不安の軽減や生きがいの発見。そして、黄金のように光輝く人生への願いを込めて。




制作スタッフ座談会①ゴールデンライフの軌跡

総編集長・発行元社長の今井敏義を筆頭にゴールデンライフの制作スタッフが集まり、座談会を開催しました。創刊号から100号までの内容と時代背景を振り返ります。

【座談会参加者】
 ●総編集長/今井敏義
 ●編集長/小林架寿恵
 ●編集者/高橋夏海
 ●アドバイザー/(株)東日本福祉経営サービス 大谷昌久 久保田啓介
  三井住友銀行 増山佐代子
 ●進行役/片山琢朗

【小林】創刊号を改めて見返すと、紙質がいまと違うことに気付きますね。創刊号の紙焼けが、8年という年月の経過を感じさせます。
【今井】当時は流行りのマットコート紙でした。いまは白色度がより高い紙を使っています。
【大谷】第1回目の編集会議を鮮明に覚えていますよ。当時からのメンバーは、総編集長と編集長、私だけになりました。あれから8年も経った感覚がありません。
【今井】思い返すとついこの間のことが、実は5年前や10年前ということばかりです。それでも、振り返る行為は大切なことです。
【小林】第1号のシリーズ健康は、「認知症といかに向き合うか」でした。そして2号と3号、7号にも「認知症」に関する内容。2025年には認知症の人が
700万人を超えるといわれるなか、先々を意識して編集をしていたことが思い返されます。
【今井】私は口ぐせのように「もうすぐ死んじゃう」と言いますが、それは常に老いと向き合っているからです。皆いつかは死にます。体が衰えることや、認知症になり得ることを受け入れて、できるときにできることを無理せずにやることが大切です。
【小林】その通りですね。そして、第14号の特集タイトルは「気軽にはじめられる さわやかな秋にウォーキングのすすめ」でした。読者の声を反映し、日常生活に楽しさを見出せるような記事を増やしたころです。
【片山】第15号の特集は読書、第26号は旅、第31号は散歩。その編集方針が色濃く出ていますね。
【小林】第31号の2013年4月は、男性の厚生年金支給開始年齢が2025年にかけて段階的に65歳に引き上げられました。今後はさらに支給年齢が上がることや、年金制度自体の崩壊の可能性も考えると不安ですよね。
【今井】今後は自助努力が必要な時代です。国のセーフティーネットは最後の砦だという認識を各自が持ち、そのなかで心豊かに暮らす方法を見つけることが重要です。

読者の声おぼえてます! こんな記事

高齢者だからこそメリットのある確定申告の極意(第6号)

●記事中に「障害者控除」の説明があり、これを元に市役所から初めて耳にする「障害者控除対象者認定書」の交付を受け、所得から控除を受けることができて大変助かりました。創刊号から全部ファイル保存しています。当時はアルツハイマー病の両親2人を介護(2人とも要介護3)しており、精神的にも肉体的にも金銭的にも悩んでいた時期で本当に助かりました。(新潟県64歳男性)

「幸せな人生」に必要なたった1つの言葉①(第70号)

●「ありがとう」この言葉は人のためでもあり、自分のため、というのが印象に残りました。(兵庫県54歳女性)



制作スタッフ座談会②ゴールデンライフの進化

【小林】第37号の特集タイトルは「人生80年以上の時代 老後に必要なお金について考える」。5年ひと昔といいますが、当時の人生設計は80歳~90歳くらいが一般的でした。しかし、この5年間で百寿者は約1.5万人増え、6万9785人になりました。
【片山】人生100年時代ですね。
【小林】寿命が延びることで、考えておきたいのが老後資金です。
【今井】「年金だけでは暮らしていけない」「老後には数千万円必要」など、将来への悲観論が世の中には多過ぎます。それは暮らし方にもよるわけです。いまはフェイクニュースという言葉が話題ですが、われわれが発信するものはリアルインフォメーションでなければいけない。本誌では、きちんとした実証や根拠に基づいた情報を掲載し続けたいのです。
【小林】そして第43号発行の2014年4月、消費税率が5%から8%に、2019年10月には10%に引き上げられます。
【大谷】ちなみに、老人ホームの食事は軽減税率の対象です。映画館のポップコーンは、同様に8%の据え置きですが、カラオケ店の飲食は外食にあたるとして軽減税率対象外です。複雑ですよね。
【今井】キャッシュレス決済で、増税分2%をポイントで還元する制度の導入も検討されています。
【増山】各銀行もさまざまなキャンペーンを打ち出し、キャッシュレスを推進していると言えます。
【久保田】海外ではクレジットカードやICカードの代わりになるマイクロチップを体に埋め込み、実用化を進める国もありますよね。ただ、お金の流れや行動記録の追跡を不安視する声もある。
【今井】時代の変革の流れに対応できない世代も出てくるでしょう。しかし、そこに人生の貴重な時間を取られるのはナンセンスです。スマホを使いこなせれば賢いわけではありません。原点回帰が必要で、社会変化を無理に追いかけず、根っこの部分をしっかりと押さえておけば、振り回されずにすむと言えます。
【小林】それには自分にとって大事なものを見極めることが必要で、その手段として、このころから「モノと心の整理術」など、終活に関する内容が増えました。表紙にも著名人を起用し始めた時期です。

読者の声おぼえてます! こんな記事

「幸せな人生」に必要なたった1つの言葉⑦(第76号)

●私と同じ50代、子宮頸がんの女性のお話でした。死を前にしてジタバタせずにかっこよく、どうしたらこんなに強く生きられるのか。
18年間自宅で介護していた子どもを亡くしたばかりだった私は、精神安定剤を飲みながらやっと生きているような状況。この方の強さが私にもあれば……。心の強
さはどうすれば持てるのか、考えさせられる記事です。(静岡県51歳女性)
水前寺清子の 人生いつからでも花ひらく(第77号~82号)
●水前寺清子さんの絵は心に残りました。(埼玉県53歳女性)
●自分が洋裁にはまって試行錯誤していたときに水前寺さんのニットソーイングが趣味の域を超えているのを見て驚いた印象が強いです。(新潟県34歳女性)
●歌手という忙しいなか、あんなに素敵な作品をたくさん作ってすごいと思いました。とてもマネできませんが、私は書くことが好きなのでこのような機会に書くことにしています。(埼玉県61歳女性)

知っておきたい介護保険制度のキホン(第78号)

●介護施設の非常勤で働いています。まとまって勉強する時間が取れず、ゴールデンライフの記事で内容を理解し、現在に至っています。(埼玉県58歳男性)



制作スタッフ座談会③ゴールデンライフの未来

【片山】かつては一般の方が表紙を飾っていました。それを知らない読者も多いと思います。
【今井】仕事を続けながら生涯現役で活躍する方を紹介し、読者の生きがいにつなげる趣旨です。その思いはいまも変わりません。著名人を表紙に起用することは、手に取ってもらうきっかけになります。社会で活躍する一般の方は、いまも誌面で紹介しています。編集方針の核となる部分は、これまでもこれからも変わりません。
【小林】第77号の「輝く人」伊東四朗さんが印象に残っています。
【今井】仕事を断ったことがなく、淡々とこなしてきた人生だったそうです。誰もが他人より目立ちたい、抜きん出たいと思うものです。淡々と生きることは簡単なようで難しい。でも、それが最も幸せであるように思うのです。
【小林】本当にそうですね。そしてこのころから「孤食」や「見守り」など、独居世帯が増えるなかでの家族の在り方について取り上げるようになりました。
【片山】第69号の「共食のすすめ」は私が取材し、孤食は「うつ」のリスクを高めるという衝撃のデータを示しました。
【小林】家族のことを思いながら栄養バランスを考えて食事を作る。それが自分の健康維持にもつながる。私自身、家族と食卓を囲む大切さを日々実感します。
【高橋】私の家は3世代の家族構成で、父方・母方の両祖父母と一緒に暮らしています。賑やかな食卓ですが、介護のこともあります。
【小林】高橋の3世代同居体験は編集にも生かされており、日本では高齢化が進むなか若い世代も介護問題とは無縁ではなくなってきています。実際に子・孫世代の読者からの反響も増えています。
【増山】本誌を通じて親子の会話につなげてほしいですね。相続といったお金の話は家族間でもしづらいもの。親と子ども、それぞれの立場でのお金に関する特集も読者に有益だと思っています。
【久保田】3年ごとに見直しがある介護保険制度の改正内容や適用されるサービスの種類など、読者が知るべき情報は繰り返し紹介する必要があります。最近はVR(仮想現実)で認知症体験ができる技術も進んでいます。ロボットやAIといった新しい技術の紹介も取り入れつつ、多様な情報を発信していく必要があると思います。
【今井】いま75歳の読者は5年後には80歳。70歳であれば5年後は75歳です。つまりは世代の順送りです。発行のたびに中身を磨くのはもちろん、読者それぞれが年齢を重ねていくなかで、必要な情報は変わらないはず。それをいかにブレずに伝えていくかが、われわれが目指す未来の在り方です。

読者の声おぼえてます! こんな記事

モノとこころの整理術 老いへの「ケジメ」(第80号~第84号)

●斎藤茂太氏の軽やかなわかりやすい文章は、素直に心に入ってきます。毎日を大切に明るく精一杯生きること、必要以上にモノを増やさないこと、それが未練なく死を迎えられる心構えだとわかりました。(千葉県57歳女性)

金具のない自然な部分入れ歯ノンクラスプ義歯(第84号)

●インプラントではない歯肉付きの差し歯(入れ歯)の記事。切り取っておいたのに紛失してしまい歯科医院で説明してもわからず。もう一度記事にしてください。(神奈川県73歳女性)

老後をどう生きるか?①(第85号)

●8050の問題です。家族の介護などで、婚活も子育てもさぼった私は、とても重宝されてきましたが、この年で親の心配の種に!?もう今さらと思い、そろそろ終活に向かっていく年に。(千葉県51歳女性)

進化する運転支援システム(第86号)

●クルマの運転を補助するシステム。「ペダルの見張り番」など、急発進を防ぐ製品が開発されていることを知り、事故を防ぐためにも導入する考えを持てたので検討中です。(栃木県42歳女性)

すこやかな心で介護トラブルを防ぐための お悩み相談室(第91号)

●今年80歳。木村重男さんのメッセージ心にしみます。百寿者の健康のヒケツも参考にしたいです。(兵庫県80歳女性)

輝く人インタビュー 高木ブーさん(第93号)

●娘さんとのほほえましいエピソードがテレビで見るお笑いのブーさんとひと味違いほのぼの。もっと好きになりました。(東京都50歳男性)

輝く人インタビュー 川中美幸さん(第94号)

●川中美幸さんの人生に感動。亡き母に励まされ歌手を続けていきたいと思っていること、素敵な着物にも勇気をもらいました。川中さんの笑顔に感謝。「二輪草」大好きな曲。(東京都77歳女性)

老化を速める原因は体内の「糖化」だった!(第94号)

●誰でも1歳ずつ年をとります。物事を知らないよりは早く知る。それが大事なことなら、なおさら。もう遅いではなく、いま知ってよかった、だって1日でも健康
でいたいから!(埼玉県39歳女性)

知っておきたい 介護保険制度(第94号)

●私事ですが肺・乳がん手術後、再発に悩まされつつ日々過ごしています。介護を受ける日が近づいてくる気がしています。身近な問題です。(埼玉県75歳女性)

輝く人インタビュー 中村雅俊さん(第95号)

●デビュー当時からの大ファン。いつまでも若々しく素敵に年を重ねられています。好奇心を持ち続けること。やる気、元気、勇気の「気」を持ち続けること。見習って毎日を過ごしたいです。(新潟県57歳女性)

飲み込む力は正しい姿勢から(第95号)

●このごろ嚥下機能が弱って、先日、焼肉屋で肉を飲み込むことができず慌てたことを思い出し、じっくり読みました。中1の孫にも行儀の良い食べ方を教えました。(神奈川県71歳女性)

輝く人インタビュー 梅沢富美男さん(第96号)

●梅沢富美男さんの「自分が生きたい人生を生きればいい」の言葉が、ともすれば周りの目を気にしてしまうことが多いなかで、すっと心に入ってきました。(埼玉県 60歳男性)
●女形をここまで広めた第一人者です。シニア世代として頑張る姿を示してほしい。(茨城県60歳男性)
●「自分が生きたい人生を生きればいい」。亡くなった祖母の生き方そっくりだったので共感しました。(千葉県34歳男性)
●小学生のころご苦労されたという梅沢さん。私も小学生のころ、いじめられて苦労しました。あの笑顔の陰にそのような経験があったとはまったく感じられません。(埼玉県42歳女性)

心も体もすこやかに花ひらく!「笑い」がもたらすチカラ(第96号)

●「笑いは百薬の長」といいますが、心が晴ればれしていないとなかなか笑えません。いつも笑えるように明るい気持ちでいたいものです。(長野県73歳女性)

自分を輝かせる生き方④石原郁子さん(第96号)

●74歳のときから主人の介護を4年間一人でしました。いま主人はホームへ、私はデイサービスで守られています。3人の子育てが終わり、山あり谷ありの生活にも満足して、あまり人生のことは考えていませんでした。石原さんは主婦をしながら若いときから社会に参加されて、社会からも多くのことを学ばれ、いまも新しい人生を歩まれて感動しています。デイサービス以外の日には、地域や町会の行事に参加して、幸せに楽しく生かされています。ありがたいです。(埼玉県82歳女性)

97歳現役ピアニストの心豊かに暮らす習慣(第96号)

●人間は年齢を重ねると、もう年だから無理という固定観念に陥りやすい気がします。しかしこの記事を拝読し、年を重ねていても一歩一歩前に進み、「もう年だから」という暗示を自分にかけない。これを読んだときにハッとしました。「こんなことがあって、もう年かな~」と言った私に大学時代の友人が「年齢のせいにしてはダメよ」と諭してくれました。年齢を、できることやできないことの言い訳にしてはいけないと自分を戒めました。(神奈川県62歳女性)

都内の名処⑤清澄庭園(第96号)

●清澄庭園は家の近くにあり、何気なく散歩に来て季節の景色を楽しんでおりましたが、こんなにも歴史がある場所なんだと勉強になりました。これからも健康
もかねて、たくさん楽しみたいと思います。(東京都78歳女性)
●私は老後にゆとりの時間ができたら方々に行きたいと楽しみにしながら、子どもの学校のPTAや仕事、家事など忙しく日々をおくっていました。それが予期せ
ず脳梗塞になり、いまはリハビリの毎日です。名所の情報は楽しいと思います。ぜひとも続けてください。(京都府女性)

若若&噛む噛む健康レシピ(第96号)

●毎号切り抜いて参考にしています。(埼玉県53歳女性)

心の窓(第96号)

●皆さまのおたよりは、読んでためになることばかり。(神奈川県31歳女性)

知っておきたいがんの基礎知識(第97号)

●病院職員なので「がんにだけはならない」と過信していた患者さんの多さに驚いています。将来はもっとがん患者が増えると思います。がんの基礎知識は大事だと思います。(埼玉県58歳男性)
●私も大腸に4つほどポリープが見つかりました。いまは取り除いて元気です。知人にもがんになっている人がいます。2人に1人ではなく、誰もががんになる時代!といえるでしょう。(長野県72歳女性)
●この特集は、樹木希林さんの訃報を聞いたばかりのときで、知人ががんを患って入院したこともあり印象に残りました。予防の法則参考になります。(徳島県62
歳女性)

命涯りあり 知は涯りなし(第97号)

●94歳の私は幸いなことに、戦時中に育ったのに戦争の苦しさを知りません。この記事を読んで涙を流しました。自分の幸運を神に感謝しています。(千葉県94歳女性)
☆皆さま、たくさんのおたよりをありがとうございました。これからも本誌を宜しくお願いいたします。(編集長・小林)

 

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